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2008年1月 1日 (火)

策士でないのに策に溺れる(ボストンタクシー比較考2)

同期H氏から、「慎重派(←チキン)だね、とまた揶揄されることを
覚悟の上で分析・立案した、完璧なるタクシー戦略。
自分でも完璧だと思っておりました。
しかし、必ずしもそうではなかったようです。

本日Evidenceの授業中、さりげなくケータイを見てみると、6回も不在着信あり。しかも、午前5時45分前後に集中。休み時間に留守電を聞くと、「オレ、オマエンチニ、ツイタゼー」とのファンキーな声。

どうやら、タクシーの運ちゃんが日を一日間違えたらしいです
・・・ガフッ!!そんなこと起こり得るのか?????

授業中にもかかわらず、狼狽しながらも、事態の整理を試みました(どうせ授業聞いても分かんなかったため、優先度は一瞬にして本問題にシフト)。

まず、契約法的に言えば、私がWEBで入力済みフォームを送信し、「Your Order has been confirmed」の画面が出た時点で、契約は有効に成立しています。
WEBのオーダーフォームには、「1月1日5:45で頼む。1月1日8:00発DC行きの飛行機に乗りたいんだ」と明確に書いてあります。
ここまではパーフェクトのはずです。
まさか、その後の確認の電話で、「12月31日早朝ピックアップ」という新たな合意があった、と解されるような会話をしてしまったのでは・・・(向こうの言っていることがたまに分かんなかったし)。
この場合、書面契約成立後の会話になりますから、parol evidence ruleの範囲外となり、口頭の会話であっても証拠として排除されないはずです。
とすると、私の負け、という事態も生じえます。
となると、電話で言っていたように、タクシー会社が$50をチャージしてくるかもしれません。この場合の$50は、Liquidated Damages(予定損害賠償)と解され、$50ならば合理的な範囲と言いえるため、「そんな$50は無効だ」と言うことはできなさそうです。

自分の策を自負していればいるほど、崩れた時は脆いもの。
これが法務のリスク管理の限界か・・・大ショックでした。
同期A氏は、「もう空港近くのホテルに泊まったら?」と提案してくれました。
同期T氏は、優しく私を見つめてくれました。
同期S氏は、私が何故ショックを受けているのか、クラスメートに笑顔で説明してくれました。

ケータイに残っている番号に掛けても、時間を間違えた運ちゃんのケータイに繋がるだけ、と予想されました。
それはお互いにあまりにも気まずいはず。
そこで、Town Taxiの苦情窓口をチェックです。
幸いにも「賛辞と苦情はこちらまで」とメールアドレスが示されていたため、予めプリントアウトしておいたWEBのConfirmationをPDF化して添付の上、「ちゃんとこの通りに明日来てくれ。$50のチャージもしないように配慮してくれ」と書いてメールを送信。
目に留まりやすいよう、題名には【Urgent】を付けました。

しかし、数時間経っても音沙汰なし
幸いでも何でもなかったようです
そこで電話することにしました。

T:「もしもし」
窓口:「まず、電話番号を教えていただけますか」
T:「XXXYYYZZZ。問題があって。Can I ask you a favor?」
窓口:「(電話番号でデーターベース検索をかけているらしい)えーと、明日の朝5:45の予約ですね」
T:「は??? いや、その通り。全く問題ないけど・・・」
窓口:「え??? May I help you??」
T:「えっと、WEBで予約したんです。1月1日5:45分にアパートに来てくれって。けど、どうも貴社は、同じ時間の今日、私をピックアップしようとしたようなんです」
窓口:「I am sorry???」
T:「(そりゃ、わかんなくて当然だよな・・・)貴方のドライバーが、今朝、『I am there』とのメッセージを、私のケータイに残したんです。つまり、今朝来られたんです。一体どうしてなんでしょう?だから、電話かけているんです」
窓口:「あー、I see。Tomorrow Morning 5時45分でいいんですね」
T:「That's my request!! Tomorrow morning!!」
窓口:「じゃ、迎えにいきますんで!」

・・・なんじゃそりゃ

帰りのTの中で、一緒の授業に出ている当地の学生と話をしましたが、当地のタクシー会社はHorribleなこともあるそうです。「来てくれ」と電話し、来なかったからもう一回電話したら、「もうタクシー無いよ」と言われることもあるとか。「今日帰ったら、タクシー会社と話さなきゃ。やだなあ」と言ったら、「WEBで予約していたのか。それはいい。主張の根拠として問題ないよ」とのアドバイス。今回、余りにも無駄が多かったような気がして凹んでいたのですが、少し救われたような気がしました。

しかし、本当にロクなことが無かったなあ・・・(--,)

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