« 日米の雇用についてJD学生と語り合う | トップページ | ランダム・アクティブ・親切 »

2008年11月 9日 (日)

アルバニー戦記(4)(最終日/帰宅)~そして伝説へ~

「尊敬すべき幸福な人は、逆境にいても、つまらぬことはくよくよせず、心配してもはじまらないことは心配せず、自分の力のないことは天に任せて、自分の心がけをよくし、根本から再生の努力をする人である」  (武者小路実篤)

バーブリ(当地の司法試験予備校)からメールが届きました。それによれば、7月受験の結果は、"Results are targeted to be released NO EARLIER THAN November 12"(11月12日水曜日以降に発表の見込み)だそうです。私の友人の言を借りれば、「受かるにせよ落ちるにせよ、それがその人にとって最善の結果であるはず」ですから、粛々と待つことにします。

さて、7月バーの最終日がもう何月何日かも忘れてしまいましたが、この日はMBEデーでした。基本6科目につき、4択問題200問合計6時間(前半3時間/後半3時間)で解く、という試験です。
結論から言えば、エッセイよりもさらに歯が立ちませんでした。選択肢4つのうち(1つでなく)2つが正解に見えたり、逆にどれもが正解に見えなかったり・・・。試験中ずっとマヌーサ(@ドラクエ)にかかっているような感じで、延々と攻撃ミスばかり繰り返したような気がします。これでは敵にダメージなど与えられるはずもありません。
この世の中、とりあえず制限時間が過ぎれば、試験は終わります。私は、前半/後半とも、それぞれ10問強解き残してしまいました。おばちゃんのプロクター(試験官)が私の目の前で「Stop」と言ったとき、隣の中国人LLM生は明らかに諦めが悪そうでしたが、私はとにかく脱力していました。

12_2そしてその日の晩は、同期A氏と、エンドレス反省会を開きました。会場は私のスイート・ルーム。とりあえずルームサービスで、豪華に食べたいものを取り寄せました(それでも安かったですが)。スイート・ルームであるはずなのに、中の雰囲気は思いっきりビターです。この部屋から、試験会場であるアルバニー・ロースクールがしっかりと見えるところが、またやるせなさを誘います。

最初はとにかく、どよーんとした感じでスタート。

「終わりましたね・・・とりあえず」
「何というか、ワケ分からないまま終わったと言うか・・・」
会社に何ていいましょう・・・」
「とりあえず反省文(自己批判)のドラフトを書こうかなと」
「さすがですね。もっとも私も、2週間後には日本で出社しないといけないんで、本当に何か考えておかないと・・・」
「今回は、ビジネスマンとして、リスク管理が甘かった言わざるを得ないでしょうね」
「自己分析が甘かった。出来ると思っていた。しかし実態は、本当に厳しかった・・・」

そして、会話は徐々に来期育成モードに。

「2月の失敗は許されないでしょう」
「ええ、ビジネスマンとして仕事で同じミスを犯すことはありえません」
「それには英語力の底上げを図らなくては。新聞、小説・・・」
「それにはアメリカを好きにならなければ」
「うーん、早く歴史小説をギザ読み漁りたいんですけど」
「それにしても厳しい試験だった・・・」
「何と言うか、サラリーマン生活を否定されたような感じがしてしょうがなかったですよ
「全く同感です。会社では、気配りだとかコミュニケーション能力だとかでリカバーできる部分が相当ありますし、むしろそれが無いと仕事になりません。だけど今は」
「そう。今となっては、処理能力ガチンコ勝負。自分がパソコンとしてどれだけ性能がいいかだけを問われているわけです」
「で、出来ないと、『こいつバカだ』と言われて終わり・・・」
「切なすぎるぅ・・・crying
「で、これからどうやって地道に頑張っていきましょうか?」
「10月にLSATがありますよ」
「なるほど、JDになれと・・・って、現実を見ましょうよ」
「2月受験でのジャビットセンター(ニューヨーク市内の試験会場)は、人が少なくて超快適らしいですよ」
(【注】それほどでもない、というご指摘も頂いております)
「それは現実を見すぎでは?coldsweats01

さて、ここで問題です。
この後、二人でやったことは何でしょう?

選択肢
(A)「BUの設備は学費対比で貧弱だ!」と、八つ当たり気味に批判を始めた(自分で学費を払っているわけでもないのに)
(B)「なぜアメリカは郊外に出ると急に街がさびれるのか」という大命題につき、日本の実情と対比しながら暑っ苦しく論じた
(C)「2月合格のためにはPMBRのレクチャーCDを全部書き取るくらいでないとダメだ!」と無意味に盛り上がり、冷静さを失った挙句、その場で分担まで決めてしまった
(D)パソコンをネットにつなぎ、You Tubeで、「燃えろ!プロ野球」のバントホームラン(このゲームは、4番バッターの打力が高く設定されているので、バットにボールが当たっただけでホームランになる)を見て、すげーっすげーっ無邪気に喜んでいた

答え
全部正解\(^▽^)/
ただ、肢(C)の「レクチャーCDを全部書き取るぜプロジェクト」は、10月半ばで二人とも挫折しました。感情に任せて計画は立てるものじゃないですね(;^_^A

« 日米の雇用についてJD学生と語り合う | トップページ | ランダム・アクティブ・親切 »

NYバー準備」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。なるほど、12日以降、ですか。
ちなみに、2月にジャビットで受験しましたが、「超快適」ってことはありませんでしたよ。
ご参考まで。

「燃えプロ」懐かしい!

当時はセンター方面からの映像が本当のプロ野球中継を見ているようで新鮮だったなぁ。

大して好きでもないヤクルトを選択し、最強助っ人、赤鬼ホーナーで全打席ホームランを達成していました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/140450/25153653

この記事へのトラックバック一覧です: アルバニー戦記(4)(最終日/帰宅)~そして伝説へ~:

« 日米の雇用についてJD学生と語り合う | トップページ | ランダム・アクティブ・親切 »

2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック