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2009年3月

2009年3月29日 (日)

ロスへの旅行~オープンカーと27年前の我が家~

ロースクールには、短いながら春休みがあります(今年のBUは、3月7日から15日まで)。どちらかと言えば私は出不精ですが、バーで燃え尽きてしまったため、今回ばかりは気分転換をすべく、ロサンゼルスに遊びに行きました。

今、08エースのS氏が、ロスで事務所研修をしています。
彼のアドバイスは、
海岸沿いの超高級ホテルに泊まり、雰囲気を堪能すべし」
「ロスと言えばオープンカー
この2つ。

1

というわけで、初日の泊まりはリッツ・カールトン(マリナ・デル・レイ)、以降はトーランスのマリオット。

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そして借りた車はフォード・マスタングのコンパーティブル

ちょっとゼータクなんじゃない言われそうですが、気にしないことにしました。お金は使うためにあり。

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初日夜は、S氏ご夫妻とリッツカールトンで食事。

2日目は(その時ロスに来ていた)08武闘派のY氏と、オープンカーをオープンにして海岸沿いを爆走

3日目はY氏と一緒にS氏宅に押しかけ、ロスで働いているY氏の奥さんも合流し、みんなでダウンタウンのお寿司屋さん→ラーメン屋さんとハシゴしました。
久々に楽しい一時でした。S氏Y氏ご夫妻に感謝です\(^▽^)/

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Dsc01509 さて、今回の旅行で嬉しかったことがもう一つ。

私は1981年から1982年まで、ロスのモントレパークに住んでいましたが、その時の家に27年ぶりに再会できたことです(今は他人の家ですが、写真の掲載は許してもらおうと思います)。あれから27年経っているのに、まったく変わっていない・・・。近所の公園もそのまま残っていました。感動でした。

ちなみに当時、我が家にあった車は、フォードのフェアモントと、シボレー・インパラ(おそらく2代目)の2台。今考えると、何とアメリカンでナイスなチョイス。今回、マスタングを運転してみて思ったことは、「やっぱり、アメリカにはアメ車でしょー!」。

ちなみに、今回のロス旅行の総費用は2000ドルちょっとでした。
日本との往復が余裕でできたなぁ・・・(;^_^A

2009年3月24日 (火)

パールマン若御大(2)

先週のとある日、ロースクールのエレベーターの中でのこと。

ちょうど、09台湾人LLMLくん(ちょっとヨン様似)一緒でした。途中の9階で、パールマン先生が乗ってきましたが、Lくんはパールマン先生のことを知りません。

Lくん:「Twilightの次の授業は何なの??」
Twilight:「えーっと、それはね・・・」

次の授業は、パールマン先生のProfessional Responsibilityで、私は、その教室に向かう途中でした。しかし、当の先生を目の前にして、「Professional Responsibilityさ!」というのも何だか気恥ずかしいなぁ・・・。そう思っていたところ、先生が横からひとこと。

先生:「彼の次の授業は、Professional Responsibilityさ(笑)
Lくん:「???????」

Lくんは、いったい何が起こっているのか、全く訳がわからない様子。
そこで、今度は私が、横から
先生が、僕の次の授業のProfessorなんだ\(^▽^)/
と、口ぞえました。こんなコメディみたいなこともあるんですね。

その後、15階でエレベーターを降りて(Professinal Responsibilityの)教室に向かいましたが、その途中で、なぜか先生と一緒にトイレに行くことに(結果として、連れションすることに)なりました。

「どうだい。今学期取っている授業の中で、一番、君にとって役に立ちそうな授業は何だい?」

今学期、私は、ミラー先生の①Bankruptcy(破産法)と、パールマン先生の②Civil Procedure(民事手続法)③Professinal Responsibility(弁護士倫理)を履修しています。
「実務的」という意味では、時節柄、Bankruptcy(破産法)かな・・・。私がちょっと考えていると、先生がこんなことを言い出しました。

「そうだなぁ。Civil Procedureは、米国法を理解する背景知識としてはすごくいいと思うけど、企業法務に直接的に寄与するという感じではないかもなぁ・・・」

やばっ、先生、ちょっと気にしているのかも・・・coldsweats01。ここまで先生に気を遣わせてしまっては全くもって申し訳なし。というわけで

Professinal Responsibilityは、すごく役に立っています。今、授業でConflict of Interestをやっていますが、法律事務所との付き合いで、実際に私が最初に依頼するのはコンフリクト・チェックですし」
「また、私は米国での特許訴訟を扱うことがあるのですが、Venueはよく考える問題なので、Civil Procedureも楽しみです」
と、必死に答えました。すると先生は

「そうか!Venueは来週やるからなっ!」
と、ニコーッと答えてくださいましたhappy01

実際に、Professional Responsibilityの授業では、考えさせられることが多いです。巷では「MPREの科目でしょ。それさえ通れば別にねぇ」「あれつまんないし」と思われている所もあるやに感じますが、Professional Responsibilityは、もうちょっと評価されていい科目と思います。先生はこの点にいつも義憤を感じておられるようですが、最近、先生の気持ちが何となく分かるような気がしています。

Professional Responsibilityの授業の様子については、またおいおい書いていこうと思います。今日は破産法の予習と、WBC決勝のテレビ中継観戦に疲れてしまったので、このへんで。内川えらい!見事なチャンスメークだったと思います。よくがんばった!!

2009年3月23日 (月)

ボストンから横浜ベイスターズを想う

私の実家は横浜(の戸塚)にあり、小・中・高と横浜で過ごしました。そんなわけで、幼い頃から横浜大洋ホエールズ(横浜ベイスターズ)の熱烈なファンをしています。中学高校時代は、部活の友人と横浜スタジアムのライトスタンド外野席最上段に行き、吉野家の牛丼を食べながら、周囲300度にわたって阪神ファンで埋め尽くされた中、横浜を応援していました(うーん、どっちがホームなんだか・・・)。
たとえ身はボストンにあろうと、心は横浜スタジアムにあります。もし私にビル・ゲイツ並みにお金があったら、まず第一にやることは横浜ベイスターズ買収です。オーナーとなった場合の私の公約は、「カネは出すが、クチは出さず」。

もうすぐシーズン・インですが、毎年今頃の時期になると、仮定に仮定を重ねて、根拠があろうがなかろうが、勝手に横浜優勝を予想しています。皮算用とはするためにあり

もっとも、ここ数年は本当に皮算用でしたが、今年は、ちょっとやってくれそう気がしています。去年のフロントは、珍しく頑張ったと思います。番長三浦引き留めの成功、グリン&ジョンソンといった期待の持てそうな外国人助っ人とドラ1松本の獲得は、(ビンボー球団にしては)よくやったと評価しています。

ただ、その「今年ちょっとやってくれそう」の根拠は、男・村田あってのものでした。WBCでのケガが心配です。
同一リーグのライバル球団である巨人の原監督から「村田は重症です」と言われても、「そんなん言われても納得できんわい」というのが正直な気持ちです。誰を恨むわけにもいかないのでしょうけど・・・ケガからの快復を祈るばかりです†o(・・;)

なお、激しく矛盾するようですが、別に今年、横浜が優勝できなくても、許せます。悔しいですが、他球団(特に阪神と巨人)との戦力差がまだかなり残っていることは、認めざるを得ません。
1998年に優勝していますし、その思い出はまだ鮮明に残っていますので、あと5年くらいだったら耐えられる思います\(^▽^)/

以上想いを吐き出してすっきりしました(;^_^A
さ、破産法のリーディング・アサインメント読まなきゃ・・・

2009年3月20日 (金)

続・アルバニー戦記(NYC編③:2/28)~ハグのリベンジ~

「日本に戻ってきたら、竹槍で米軍に万歳突撃した勇敢な帰還兵を温かく迎える会を催したいと思います」(Twilight父)

<2月28日(土)&翌週>

1.おばちゃん@ペン・ステーション

ペン・ステーションでボストン行きのアムトラックを待っていると、とあるおばちゃんと目が合いました。おばちゃんが言うには、

「ハロー。えっとね、わたし、ワシントンDCに帰りたい。今、手元には8ドルあるわ。ほら見て。だけどね、DC行きのone way ticketを買うには、あと15ドル必要だって係員が言うのよ・・・crying

それってつまり、あと15ドルないことにはどーしようもない、ってことなんじゃ・・・(;^_^A

新手のタカリかな?」とも思ったのですが、1ドル札をわざわざ8枚用意して、そこまで切実に訴えるのであれば、仮にだまされたのだとしても悔いはなし。そして、私がそう思うであろうことを見越して私を選んだのであれば、このおばちゃんの人を見る眼は相当なもの。
以上を5秒程度で考えた結果、

「分かりました。それ、僕が出しますよ」

「えっ・・・。何てワンダフルなの。ステキだわ。お礼できないけど、あなたと是非、ハグしたいわ♪いいでしょ?」

以前、BUキャンパス内で「ハグ」のオプションを呈示されながら、ヒヨって「スマイル」を選んだことをブログに書いたところ(詳細はこちら)、即座に元上長から「ハグせんかい!」と叱責メールが届きました。これは汚名挽回の絶好の機会。今回はしっかりとハグさせていただきました\(^▽^)/

2.研究者さん@アムトラック車中

アムトラック車中でぴーさんから頂いた知財論文(リーディング・アサインメント?)の判例事実を、図を描きながら読み解いていた所、目の前に座っていた細身の男性から、「君もコンファレンスに出るのかい?」と問われました。ん、コンファレンス??

話を聞いて見ると、彼はバイオケミカル(生化学)の研究者で、ボストンでNGO主催のコンファレンスがあり、そこでプレゼンをすることになっている、とのこと。怪しげな図を描いてあーだこーだと考え込んでいる私を見て、こいつも何かの研究者なのだろうと思ったらしい。どうやら、私は理系研究者オーラを出すことができていたようです。

ハグをこなせたことと、理系研究者オーラを出すことに成功したこと。この2点は、私の今後の人生に向けて大きな自信になりそうです。

なお、この日の夜は同期I氏の送別会だったのですが、会場のレストランで、その彼とバッタリ再会しました。全くの偶然だったのですが、こんなこともあるんですね。

3.パールマン若御大への事後報告

バー試験中に授業をお休みさせてもらったので、翌週、パールマン若御大に挨拶に行きました。

「お休みをいただきありがとうございました」
「いやいや。で、バーはどーだった?」
「うーん、50/50くらいかなと・・・」
「50/50だったらいいじゃないか!グッ!
「そういえば、試験でProfessional Responsibilityが出たんですよ。Contingent Feeなんですけど」
「ほー。で、なんて書いた?」
「口頭での約定だったので、書面にすべしと」
「そうだ。それがIssueだ。バーで大事なのはIssue Spottingだからね。グッ!!

先生、相変わらずメチャ明るいなぁ・・・(;^_^A
とりあえずやるだけのことはやったので、「グッ!!」と思いながら、合格を信じて結果を待ちたいと思います。

(おわり)

2009年3月17日 (火)

続・アルバニー戦記(NYC編②:2/27)~だって日本人なんだもん~

「受かっていれば人生の悩みの半分はなくなります」(Twilight)
「私も97%の悩みが消えます」(A氏)

<2月27日(金)>

A氏との電話会議を終え、寝たのは午前4時。この日の午前11時に、ぴーさんと、NYUでお会いする約束をしていました。
ぴーさんとは、このブログ経由で知己を得たのですが、実際にお会いするのは初めてでした。今回の試験で主戦力となったノートを頂いたお礼を直接申し上げたい、と思い、お時間を頂きました。

ところが結果だけを見ると、ぴーさんに
①:NYUのロースクールを案内いただいた挙句、
②:(NYバー合格に縁起がよいという)「蕎麦屋」のカツ丼定食をご馳走なってしまいました。我ながら厚かましい・・・(;^_^A
感謝の言葉もありません。このご恩は日本で必ずm(_ _)m

Nyu1

Nyu2 NYUのロースクールは、セキュリティがしっかりとしており、中に入る際に、氏名および訪問理由の記入と、Government IDの呈示が必要でした。BUは、セキュリティはそれほどではないため、誰でもかなり自由に入れてしまいます。BUはオープンすぎるのかもしれないですね。講堂、教室は、何となくBUと似た感じがしました。

Barbri

ぴーさん:「ここの4階がNYのバーブリなんですよ」
Twilight:「へえーっ。ここが・・・o(^^o)(o^^)o」
ぴーさん:「バーブリでこんなに眼を輝かすも珍しいですね」
Twilight:「バーブリに案内する人も珍しいと思いますけど(笑)」

(ちなみにKさんがNY滞在中に泊まっていた「ホテルニューヨーカー」は、PMBRの講座の会場だったそうです)

今回、ぴーさんには本当にお世話になりました。無事のご帰国と、日本での再会を願っています†o(・・;)。

Hakubutsukan

その後、アメリカ自然史博物館へ。(法学よりも)好きな二大学問(天文学&歴史学)をカバーしているとあれば、行かないわけには。

アメリカ自然史博物館は、マンハッタンの街中(北方向)にあります。「街中」の英訳は「ウンタウン」であろうと思い、堂々と「downtown」行き地下鉄に乗ったところ、気づいたら南のブルックリンにいました。思いきりです。地球の歩き方によれば、「downtown」は南方向(townをdownするから)を意味し、北方向は「uptown」というとか。ずいぶんおバカなことをしてしまったようです。

Plane Rekishi

そんなわけで、アメリカ自然史博物館に着くまでに1時間以上かけてしまいましたが、ここはよかったです。ボストンのMusium of Scienceには申し訳ないですが、ちょっとレベルが違います。ここのプラネタリウムの天体ショーは、今まで見たプラネタリウムの中でピカ一でした。日本の歴史コーナーも結構面白かったです。

Metropolitan

ちなみにこの日は金曜日であったため、美術館は比較的遅くまでやっていました。もう一件くらい攻めることができそうです。そこでセントラル・パークを横断し、メトロポリタン美術館へ。

Picaso

私には絵心はあまりありませんが、さすがにピカソはピカソと分かりました。なお、↑の写真を撮ったとき、フラッシュが発動してしまい、係員にしかられました(;^_^A

Tatami

ここには素晴らしい芸術が多々あり、それぞれ感動できたのですが、日本美術の一角にあるの休憩場所が、実は一番嬉しかったです(嬉しさのあまり、40分くらい一人で怪しく寝転んでいました)。
アルバニーで納豆、前夜にお寿司、昼食にカツ丼を食べたからかもしれませんが、日本に包まれていると安らぐ自分がいました。英語ばかり読んでいたので、身心とも日本回帰してしまっていたようです。

結局この日は、かなり日本づいた一日になってしまいました。ですが、それもいいかな、と思うことにしています。

だって日本人なんだもん\(^▽^)/

(続く)

2009年3月16日 (月)

続・アルバニー戦記(NYC編①:2/26)~マンハッタンの夜は更けて~

「お兄ちゃん、生きていますか?パパが、『ハドソン川に飛び込んだんじゃないか』と言っていました(笑)」(Twilight妹)

<2月26日(木)>

何はともあれ、試験は終わりました。アルバニーからボストンには戻らず、そのままニューヨーク。目的は2つ。一つは、ニューヨークにいる08BU同窓生と再会すること。もう一つは、NY在住者ぴーさん(以下「ぴーさん」)とお会いすることです

Sushiden

この日の夜は、Sさん、Kさん、A氏と私の4人で、打ち上げでした。会場は(ニューヨークの)寿司田。私の家では、①すごーくいいことがあるか、②家族から「もっと家族サービスせい」との強烈なクレームを受けたときに、家族体の維持存続のため、よくオヤジが銀座の寿司田で寿司を買ってきていました。そのニューヨーク支店です。「打ち上げなんだから、予算は青天井じゃー」と誰かが息巻いたため、Sさんがこの店をセレクトしてくれました。

確かにすごく美味しかったです。「全部のお寿司を一度に持ってきてくれ」とオーダーした所、4人前を大きなお盆に載せて持ってきてくれたため、我々以上に、隣のテーブルのアメリカ人が喜んでいました。実は、並寿司4人前だったんですけどね・・・(;^_^A

その後、ムリヤリA氏宅に。引っ越しを控えていたため、いくつか処分すべきものがあるとのこと。その中に、ちょっとファッショナブルな電灯があり、Sさんがしっかりとゲットしていきました。で、そんなこんなでホテルに着いたところ、A氏から電話が。

「えーっと、試験お疲れさまでした」
「ええ、本当にお疲れさまでした」
「では反省会を。我々の本質を忘れていません?」
「えっ??」
「我々の本質は、『ネガティブじゃないですか」
「SさんもKさんも明るいですからねー。じゃ、我々らしくやりますか
「勉強したんだけどなー。イマイチだったなぁ・・・」
勉強したつもりになっていたんでしょうかねぇ・・・」
「でも、A氏殿はきっとMBEで取れていますよ。だって赤本青本あんなにこなされていたじゃないですか」
「いやいや、Twilight殿こそMBEで取れていますよ。だって赤本初回正答率よかったじゃないですか」
「いえいえ、A氏殿はエッセイでも取れていますよ。いろいろと論点予想されていたじゃないですか」
「そんなそんな、Twilight殿こそエッセイで取れていますよ。だって自分で論証ブロック作っていたじゃないですか」
正直、五分五分か、それ以下か・・・」
650点とかで落ちていたらいやだなー」
英語力ほしいなー」
リーガルマインドほしいなー」
「ああ、会社に何ていったものか」
「僕も・・・。まぁ、正直ベースで行くしか」
「会社は、我々に何千万も使っているんですよね・・・」
「はぁ・・・申し訳ないというかなんというか」
「やっぱり会社への体面を、どうしても考えちゃうんですよね」
お互いサラリーマンだなぁ・・・。なさけないなぁ・・・」
「でも、こうやって会社とのはざまで思い悩んでいるサラリーマンって、何となくいいなぁ・・・と思えることもあるんですよね」

(やがて現実逃避へ)

「どうです。一緒にトマトでも栽培しません?」
「それだったらきゅうりの方がいいと思いますよ」

マンハッタンの星空の下、この電話は何と3時間48分に亘って続くことになります。

A氏殿、ひとまずお疲れさまでした\(^▽^)/

(続く)

2009年3月15日 (日)

続・アルバニー戦記(アルバニー編:2/22~2/25)~スクールウォーズのイソップのように~

「昔と違って、ブログを書くのがちょーっとしんどくなってきたんです。最近、ネタ枯れしたギャグ漫画家一発屋と揶揄される芸人の気持ちが、よく分かるようになってきたんですよ」(Twilight)

<2月22日-23日(試験前夜)>

Hato

時は来たれり。再びアムトラックでアルバニーへ。バックベイ駅のホームで電車を待っていると、なぜか、私の周りにハトが集まってきました。ハトって一本足で休むんですね。

今回は前回の反省を生かし、直前にやるべきこと決めていました。ノートの総復習と、自作エッセイ論証ブロックの暗記です。ホテルは前回と一緒で、ヒルトン・ガーデンイン。残念ながら今回はアップグレードはなく、フツーの部屋。私に代わり、同期H氏が、よさげな部屋を享受していたようです。前日は部屋にこもり、論証を紙に書きなぐりながら、同期A氏(@マンハッタン)と論点予想をしていました。

「いよいよですね。さて初日のエッセイ、何が出るか・・・」
「僕は、Indelible right to counselがくさいと思うんですが」
「マリノが言っているようにTrustは出るのでしょうか」
「正直、それが出たら痛いですね」
「ホント、前回より進歩していると信じたいですね」
「少なくとも、前回より、会話の内容は進歩していますよ!」

確かに前回は、二人で「どうやって直前頑張ったらいいのか分からない」とグチり合っていましたから、それに比べれば受験生らしい会話になったといえます。ただ、ここでの論点予想ほぼ全く機能しなかったことを、翌日イヤと言うほど思い知ることになりますcrying

<2月24日(第一日)>

Albany

試験会場はEmpire State Plaza。昨年夏のハンドライトの会場です。LLMは一つの部屋に集められており、Kさん、Yさん、H氏と私が、同じ部屋でした。初日はニューヨーク・デーで、NY択一50問、エッセイ5問、MPT1問を、6時間15分で解きます。

予想屋マリノ師の推奨戦略が「まずNY択一を解くべし」であったため、とりあえず、NY択一50題を解いてからエッセイへ。最初にエッセイをチラ見したところ、難しそうに感じられたため、あえてNY択一に少し時間を割き、1時間15分で解きました。そしてエッセイに進んだのですが、いわゆる「メジャー」とされる論点からの出題が少なく前回7月よりもしんどく感じました
あまり覚えていませんし、思い出したくもないですが、あえて雰囲気だけ再現すると、以下のような感じ。

【第一問】(NYP、Domestic Relations、Property)
夫婦がいる。夫は、自身の土地を、妻リスク回避のため、妻にナイショで土地を兄に形式的に譲渡(口頭でその旨合意)。兄はその土地を返さない。夫は、その土地を取り戻せるか(逆に、兄は拒否できるとすれば、その理屈は)。夫婦は離婚しようとしている。結婚中に妻は事業を起こし、成功させている。夫の関与は無いが、夫は、当該事業は財産分与の対象になると主張し、関連情報のディスカバリを求めている。これに対して、妻は同事業がSeparate Propertyであることを理由に拒否している。妥当か。(その他、Equitable Servitude/Implied Equitable Servitudeを論点とする問題もあり)

【第二問】(Torts、Corporations、Worker's Compensation)
アパートがある。大家が業者に修理を依頼。業者は、A社製の足場(?)を使用している。効率性向上のため、安全ガードを取り払って足場を使っていた(安全ガードが取り払われていることは業界周知)。結果、作業中に、作業員が怪我。作業員は、賠償を求めている。さて、A社は作業員に対してStrict Liabilityを負うのか。また、A社事業は、B社にほぼそのまま承継されているが、B社も作業員に対してStrict Liabilityを負うのか。業者は、作業員に対してNegligenceのLiabilityを負うのか。大家は、作業員に対して責任を負うのか。

【第三問】(Trust、Wills)
遺言(Will)の中にTrustをまぜた問題。Willの中で、「このTrustをBequestする」と書かれている。とりあえず、相続放棄、Trustの成立要件、Afterborn-child、Anti-Lapseの4つを、何となく書きなぐった記憶があるだけ。特に難しかったです。

【第四問】(Contracts、Torts、Professional Responsibility)
おばあさんがおり、ガスが出る土地を保有。おばあさんは医療費に困っており、すぐにもお金が入り用。業者はその土地を欲しており、おばあさんと交渉。おばあさんが「契約を弁護士に見せたい」というと、業者は「すぐでないとダメ」と言うので、おばあさんはその条件でしぶしぶサイン(5ドル/土地単位)。しかし、おばあさんは、近くの土地オーナーが、同種の土地を、100ドル/土地単位で売ったことを知り、何とか差分を得たいと考えている。おばあさんは、差分を得られるか。また、サイン済みの契約は、set asideできるのか。なお、おばあさんは、土地の調査に際し、とあるサーベイヤーを起用。測量は契約範囲外であるが、そのサーベイヤーは「その土地は1000エーカー」との数値を善意で出してきた。おばあさんも業者も、広さに関してその数値をそのまま使った。しかし、実際の広さは2000エーカー。このサーベイヤーにNegligenceはあるか。おばあさんは差分獲得交渉のため、とある弁護士を起用。口頭で成功報酬に合意(1/3)。その弁護士は、交渉途中でWithdrawしようとしている。この弁護士は、いくらもらえるか。

【第五問】(Criminal、Evidence、Criminal Procedure)
ある病院のガードマンがいる。ヤク中であり、クスリを求めて病院に侵入。途中で、それを目撃した看護士を、部屋から出れないように大きなブツで入り口をふさいだ。看護士は、部屋の中から、ガードマンを目撃。結局、このガードマンは警察に逮捕された。さて、このガードマンは、Burglaryの罪責を負うか。また、Unlawful Imprisonmentの罪責を負うか。
ガードマンの言い分は、アリバイ。「その時間、妻と一緒にいた」というものであり、妻のみが証言している。アリバイは成立しえるか。また、結局、アリバイが立証できなかったと仮定する。検察官は、最後の(陪審への?)Statementで、ガードマン側がアリバイを立証できなかったことは、不利に推定されるべきであると主張した。妥当か。

【MPT】
パートナーからアソシエイトへの指示:「クライアントは、飲酒運転による免停処分者。警官の停車措置の根拠(Reasonable Suspicion)およびアルコールチェックの妥当性につき、クライアント側に立って、説得力のある申立書を作成せよ」

・・・情けないですが、「思ったよりも書けなかったなぁ」というのが正直なところです。MPTは特に何が何だか。

<2月25日(水)二日目>

Natto

2日目はMBEデー。前夜、午後9時に寝たものの、午前2時半に起床。仕方ないのでノートを全科目もう一度通読し、納豆を2パック食べて再び試験場に。

午前100問は問題文が長く感じられ、時間内に終わらず、5-10問くらいを当てカンで回答。午後100問は何とか、全部読んだ上で回答(ギリギリ1分前に終了)。前回は、午前午後とも、15-20問くらい当てカンで回答せざるをえなかったことを考えると、若干の進歩はあったのかと。なお、午後のMBEの問題で、Propertyの問題として、Willの分野(Abatement)が出てきたのには驚きました。確かにWillはPropertyから派生しているため、PropertyのBIGには少し載ってはいるのですが・・・。「敵も強くなっているんですよ」(同期A氏談)というのは、真実なのかもしれません。

その日の晩は、BU同級生で集まり、ギリシャ料理を食べました。みな、どことなく疲れた表情であったのは、仕方ないところと思います。

どうか、みんなで合格できていますように・・・†o(・・;)

2009年3月 3日 (火)

今年もこりずにエントリー(2)

今年もこりずにエントリーしたジャパン・ブログ・アワードですが、二次選考に進むためのエントリーシートの提出をすっかり忘れていて、締め切りを華麗にスルーしてしまいました。「ちょっとくらい遅れても大丈夫だろう」と思ってそれでも提出しようとしましたが、提出用WEBは既にアクセスできないようになっていました。さすがは日本。

というわけで今年の結果は
二次選考進出辞退(涙)

これは何とも予想外でした(;^_^A

2009年3月 1日 (日)

続・アルバニー戦記(予告編)

とりあえず試験終わりましたcoldsweats01

何人かの方から、「アルバニー戦記」の続きが読みたい、とのご要望をいただきました。どうもありがとうございます。

「続・アルバニー戦記」は少しづつ書いていきたいと思います。

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