« 今年もこりずにエントリー(2) | トップページ | 続・アルバニー戦記(NYC編①:2/26)~マンハッタンの夜は更けて~ »

2009年3月15日 (日)

続・アルバニー戦記(アルバニー編:2/22~2/25)~スクールウォーズのイソップのように~

「昔と違って、ブログを書くのがちょーっとしんどくなってきたんです。最近、ネタ枯れしたギャグ漫画家一発屋と揶揄される芸人の気持ちが、よく分かるようになってきたんですよ」(Twilight)

<2月22日-23日(試験前夜)>

Hato

時は来たれり。再びアムトラックでアルバニーへ。バックベイ駅のホームで電車を待っていると、なぜか、私の周りにハトが集まってきました。ハトって一本足で休むんですね。

今回は前回の反省を生かし、直前にやるべきこと決めていました。ノートの総復習と、自作エッセイ論証ブロックの暗記です。ホテルは前回と一緒で、ヒルトン・ガーデンイン。残念ながら今回はアップグレードはなく、フツーの部屋。私に代わり、同期H氏が、よさげな部屋を享受していたようです。前日は部屋にこもり、論証を紙に書きなぐりながら、同期A氏(@マンハッタン)と論点予想をしていました。

「いよいよですね。さて初日のエッセイ、何が出るか・・・」
「僕は、Indelible right to counselがくさいと思うんですが」
「マリノが言っているようにTrustは出るのでしょうか」
「正直、それが出たら痛いですね」
「ホント、前回より進歩していると信じたいですね」
「少なくとも、前回より、会話の内容は進歩していますよ!」

確かに前回は、二人で「どうやって直前頑張ったらいいのか分からない」とグチり合っていましたから、それに比べれば受験生らしい会話になったといえます。ただ、ここでの論点予想ほぼ全く機能しなかったことを、翌日イヤと言うほど思い知ることになりますcrying

<2月24日(第一日)>

Albany

試験会場はEmpire State Plaza。昨年夏のハンドライトの会場です。LLMは一つの部屋に集められており、Kさん、Yさん、H氏と私が、同じ部屋でした。初日はニューヨーク・デーで、NY択一50問、エッセイ5問、MPT1問を、6時間15分で解きます。

予想屋マリノ師の推奨戦略が「まずNY択一を解くべし」であったため、とりあえず、NY択一50題を解いてからエッセイへ。最初にエッセイをチラ見したところ、難しそうに感じられたため、あえてNY択一に少し時間を割き、1時間15分で解きました。そしてエッセイに進んだのですが、いわゆる「メジャー」とされる論点からの出題が少なく前回7月よりもしんどく感じました
あまり覚えていませんし、思い出したくもないですが、あえて雰囲気だけ再現すると、以下のような感じ。

【第一問】(NYP、Domestic Relations、Property)
夫婦がいる。夫は、自身の土地を、妻リスク回避のため、妻にナイショで土地を兄に形式的に譲渡(口頭でその旨合意)。兄はその土地を返さない。夫は、その土地を取り戻せるか(逆に、兄は拒否できるとすれば、その理屈は)。夫婦は離婚しようとしている。結婚中に妻は事業を起こし、成功させている。夫の関与は無いが、夫は、当該事業は財産分与の対象になると主張し、関連情報のディスカバリを求めている。これに対して、妻は同事業がSeparate Propertyであることを理由に拒否している。妥当か。(その他、Equitable Servitude/Implied Equitable Servitudeを論点とする問題もあり)

【第二問】(Torts、Corporations、Worker's Compensation)
アパートがある。大家が業者に修理を依頼。業者は、A社製の足場(?)を使用している。効率性向上のため、安全ガードを取り払って足場を使っていた(安全ガードが取り払われていることは業界周知)。結果、作業中に、作業員が怪我。作業員は、賠償を求めている。さて、A社は作業員に対してStrict Liabilityを負うのか。また、A社事業は、B社にほぼそのまま承継されているが、B社も作業員に対してStrict Liabilityを負うのか。業者は、作業員に対してNegligenceのLiabilityを負うのか。大家は、作業員に対して責任を負うのか。

【第三問】(Trust、Wills)
遺言(Will)の中にTrustをまぜた問題。Willの中で、「このTrustをBequestする」と書かれている。とりあえず、相続放棄、Trustの成立要件、Afterborn-child、Anti-Lapseの4つを、何となく書きなぐった記憶があるだけ。特に難しかったです。

【第四問】(Contracts、Torts、Professional Responsibility)
おばあさんがおり、ガスが出る土地を保有。おばあさんは医療費に困っており、すぐにもお金が入り用。業者はその土地を欲しており、おばあさんと交渉。おばあさんが「契約を弁護士に見せたい」というと、業者は「すぐでないとダメ」と言うので、おばあさんはその条件でしぶしぶサイン(5ドル/土地単位)。しかし、おばあさんは、近くの土地オーナーが、同種の土地を、100ドル/土地単位で売ったことを知り、何とか差分を得たいと考えている。おばあさんは、差分を得られるか。また、サイン済みの契約は、set asideできるのか。なお、おばあさんは、土地の調査に際し、とあるサーベイヤーを起用。測量は契約範囲外であるが、そのサーベイヤーは「その土地は1000エーカー」との数値を善意で出してきた。おばあさんも業者も、広さに関してその数値をそのまま使った。しかし、実際の広さは2000エーカー。このサーベイヤーにNegligenceはあるか。おばあさんは差分獲得交渉のため、とある弁護士を起用。口頭で成功報酬に合意(1/3)。その弁護士は、交渉途中でWithdrawしようとしている。この弁護士は、いくらもらえるか。

【第五問】(Criminal、Evidence、Criminal Procedure)
ある病院のガードマンがいる。ヤク中であり、クスリを求めて病院に侵入。途中で、それを目撃した看護士を、部屋から出れないように大きなブツで入り口をふさいだ。看護士は、部屋の中から、ガードマンを目撃。結局、このガードマンは警察に逮捕された。さて、このガードマンは、Burglaryの罪責を負うか。また、Unlawful Imprisonmentの罪責を負うか。
ガードマンの言い分は、アリバイ。「その時間、妻と一緒にいた」というものであり、妻のみが証言している。アリバイは成立しえるか。また、結局、アリバイが立証できなかったと仮定する。検察官は、最後の(陪審への?)Statementで、ガードマン側がアリバイを立証できなかったことは、不利に推定されるべきであると主張した。妥当か。

【MPT】
パートナーからアソシエイトへの指示:「クライアントは、飲酒運転による免停処分者。警官の停車措置の根拠(Reasonable Suspicion)およびアルコールチェックの妥当性につき、クライアント側に立って、説得力のある申立書を作成せよ」

・・・情けないですが、「思ったよりも書けなかったなぁ」というのが正直なところです。MPTは特に何が何だか。

<2月25日(水)二日目>

Natto

2日目はMBEデー。前夜、午後9時に寝たものの、午前2時半に起床。仕方ないのでノートを全科目もう一度通読し、納豆を2パック食べて再び試験場に。

午前100問は問題文が長く感じられ、時間内に終わらず、5-10問くらいを当てカンで回答。午後100問は何とか、全部読んだ上で回答(ギリギリ1分前に終了)。前回は、午前午後とも、15-20問くらい当てカンで回答せざるをえなかったことを考えると、若干の進歩はあったのかと。なお、午後のMBEの問題で、Propertyの問題として、Willの分野(Abatement)が出てきたのには驚きました。確かにWillはPropertyから派生しているため、PropertyのBIGには少し載ってはいるのですが・・・。「敵も強くなっているんですよ」(同期A氏談)というのは、真実なのかもしれません。

その日の晩は、BU同級生で集まり、ギリシャ料理を食べました。みな、どことなく疲れた表情であったのは、仕方ないところと思います。

どうか、みんなで合格できていますように・・・†o(・・;)

« 今年もこりずにエントリー(2) | トップページ | 続・アルバニー戦記(NYC編①:2/26)~マンハッタンの夜は更けて~ »

NYバー準備」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/140450/28497211

この記事へのトラックバック一覧です: 続・アルバニー戦記(アルバニー編:2/22~2/25)~スクールウォーズのイソップのように~:

« 今年もこりずにエントリー(2) | トップページ | 続・アルバニー戦記(NYC編①:2/26)~マンハッタンの夜は更けて~ »

2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック