留学出願準備

2007年12月26日 (水)

ボストン大への出願(後編)

Q:直近の目標は何ですか?
A:1月1日の一時帰国までに、体重を何とかウエルター級まで戻すことです(注:現在、ミドル級
参考:http://www1.odn.ne.jp/haru/data-other/boxing.html

確か、当日12時頃に空港に着いて、タクシーでロースクールまで行き、化粧室で身支度を整え、LLMオフィスに向かって歩き出した所で、話は止まっていたかと思います。以下、その続きです。

実は、インタビューの時間まで、まだ2時間もありました。ですが、時差のせいで、もうメチャメチャ眠くて。そこで、早く行けば早く終わるかもと思い、早めにLLMオフィスに行くことにしたわけです。
オフィスに行くと、カウンターに女性が一人。彼女がスケジュール管理をし、私に連絡をくれたサラ氏でした。
「待っていたわよ~」。
ちょっと和みました。
「時間まで、GSU(ジョージ・シャーマン・ユニオン。要するに大学生協)で楽しんで来たらいいわよ」というのが、彼女のアドバイス。
この時、「眠くてたまらんから、早くインタビュー始めて欲しいんだけど」とは、とても言えませんでした・・・小心者なので ^^;)

GSUは、コンビニとフードコートが合わさったような構成になっています。ピザやブリトー、中華に加えて、スシが沢山売っているのを見つけました。「これは話のネタになる」と思い、チェック。外に出ると、川が凍っていました。これもネタとしてチェックです。

サラリーマンとしてお約束の15分前行動を取ったため、インタビューは早めに始まりました。
インタビュアーは副ダイレクターのジェシカ氏(以下、敬称略で「ジェシカ」とします)。フレンドリーでした。以下はいつもの形式で。

ジェシカ:「ようこそボストンへ」
T:「いやー、川が凍っていて驚きました」
ジェシカ:「そうでしょー。どうぞお掛けになって」
T:「ありがとうございます。電話よりも会った方がお互いget to know each otherと思い、ここに来ました。seeing is believingと言いますし(←事前に仕込み)」
ジェシカ:「全くそうねー。で、何でボストン大学を志望したの?」
T:「このパンフレットに、ボストンのLLM in アメリカン・ロー・プログラムは、global legal practitionerを目指す人のためのプログラムだ、って書いてありますよね。会社は、全世界でのlegal transactionを遂行するため、global legal practitionerを求めています。私は、global legal practitionerになりたいと思っています。だからこそ、会社は私をスポンサーしてくれているというわけです。以上の事情に、貴プログラムがjust fitだと思ったからこそ、志望しました」
ジェシカ:「よく分かったわー。じゃ、どういうきっかけでボストン大学を知ったの?」
T:「プリンストン・レビューで知りました」
ジェシカ:「なるほどねー(注:私の頭の中にあったのは渋谷のプリンストン・レビュー。彼女の頭の中にあったのはアメリカのプリンストン・レビュー。理解はかみ合っていないが会話はかみ合った)。じゃ、何か質問ある?」
T:「CELOP(サマースクール)について聞きたいのですが」
ジェシカ:「何?」
T:「私は、英語にそれほど自信があるわけではないです。また、私のTOEFLが貴校の基準点(CBT250, 25each)に到達していないことも分かっています。ですから、貴校が私をacceptしてくれる場合でも、CELOP参加がconditionalになると思っています。CELOPには興味があり、是非行きたいと思っています。でも、今多くの仕事を抱えており、colleagueにtransferしないといけないので、時間が必要です。だから、9週間コースへの参加を条件とされると苦しいです。何とか6週間コースでお願いしたいんですけど(会話の雰囲気が良かったため、誘導尋問気味に直球勝負)」
ジェシカ:「CELOPに興味を持ってくれてありがとう。心配しなくても大丈夫よ。よく話せているし。6週間コースで十分だと思うわ」
T:「(内心やった!と思いながら)ありがとうございますm(_ _)m」
ジェシカ:「えーっと、次に・・・」

ここで、ダイレクターのジョン氏(以下敬称略で「ジョン」とします)が乱入。http://www.bu.edu/law/prospective/llm/american/directors_message.html
えっ、3者面談ですか?うーん、これは想定外・・・(爆)

ジョン:「ボストンはどうだい?」
T:「スシが大学生協であんなに売っているとは想像しませんでした
(←ここが持ちネタの使い所と判断)」
ジョン:「おっ、そうかい?スシはボストンで一番typicalな食べ物なんだぜ」
T:「Really??」
ジョン:「ホントホント。で、君は・・・、xxxxx(企業グループ名)yyyyy(大学名)だったね」
T:「(うっ、我が特徴をたった2単語で片付けられてしまった・・・彼から見れば、私はそんなものか・・・)その通りです」
ジョン:「そういえば、日本の司法試験制度が変わったんだよね。今年はどうだった?」
T:「この年は、一橋大学がトップと聞いています(先生に推薦状を貰いに言った時、法科大学院改革の話を聞いていて助かった・・・)」
ジョン:「ええっ!何で?Todaiはどうした???」
T:「一橋が良い結果を挙げたのは、少人数教育を重視し、暗記ではなく思考力にフォーカスしたかららしいです」
ジョン:「ふむふむ。まあ、どのロースクールも『自分がトップ』って言うものだしなぁ(←自爆ですか??)。ちなみに、ボストンは、Chuoと提携関係にあるんだ」
T:「(道理で日本の大学事情に詳しいわけだ・・・)なるほど。それは知らなかったです。では、日本に来られたこともあるんですね」
ジョン:「その通り。で、ごめん、ちょっと出なければいけなくて」
T:「Good Newsを心待ちにしています」
ジョン:「じゃ」

そして、残されたジェシカ氏と私。

T:「えーっと。何か私について追加のご質問あります?」
ジェシカ:「それは私のセリフね。無いわー(笑)。OBリスト欲しい?」
T:「(都市伝説によれば、このセリフが出たら合格とか)宜しくお願いします」
以下よもやま話をして解散。

というわけでインタビュー終了。全部で40分くらいだったと思います。ホテルに戻り、爆睡する前にメールチェックした所、ジェシカ氏からメールでOBリストが送られてきました。そこで眠いのを我慢して、礼状メールをジョン氏とジェシカ氏に送りました。
「私と話す時間を取ってくれてどうもありがとうございました。フォローアップのメールにも深謝します。ボストン大学の雰囲気はwarm-heartedでsupportiveと感じました。これから、DCに向かいます。
追伸:あの後、街を歩きましたが、フェンウエイパークと大学の距離が余りにも近くて驚きました」

ジョン氏の返事は以下。
「会えてよかったです。十分な時間が取れず申し訳なかったが、in personで会える機会が持てたのは本当によかった。その通りだ!ボストンには多くの魅力的なattractionがあるけど、そのうちの一つがFenwayだ!Perfect place for a study break!!」

で、次の日の午後、合格通知を貰いました。しかも、合格にCELOPコース受講のConditionは付いていませんでした。対面で会ったことを評価してくれたのでしょうか。中々イキなことを・・・。実際に大学を見て、アドミッション各位と話し込んだ結果、愛着が沸いてしまったため、この瞬間、ボストン行きを95%決めました。「CELOP行く」と言い切りましたので、約束通り、6週間のコースに行くことにしました。

もし、ボストンに行く機会が作れるならば、インタビューは、電話よりもオンサイトをお勧めします。二人ともフレンドリーですし、対面である程度話しなれている人ならば、合格可能性は相当に上がると思います。仮に電話であっても、二人ともいわゆる純ドメ日本人の下手な英語には慣れていますから(爆)、気軽に話を進めたらいいのでは、と思います。

なお、その後も容赦なく出張は続いたのですが、全精力を使い果たしてしまったため、本当に大したことができませんでした。上司から
「まったくお前は、しっかり合格だけ貰ってきおって・・・」
と言われましたが、
それは本当にその通りです。どうもすみませんでしたm(_ _)m

ちなみにスシがボストンでtypicalな食べ物であることは本当です。
私もよく、自宅隣のスーパーで買って食べています。助かってます。
(完)

2007年12月17日 (月)

ボストン大への出願(中編)

「ボストン大への出願」は、前編・後編の2回でお送りするつもりでしたが、前編・中編・後編の3回に分けてお届けします。

さて、「ボストンでボストン大のアプリケーションをWEBで送る」という一見イナセながら、WEB経由なだけに全く意味が無いことをしてから1週間ほどで、出願書類がコンプリート。
そして2月8日に、電話インタビューの連絡が来ました。
「アプリケーションの審査を更に進めるため、電話インタビューを受けてください。ダイレクターのジョンか、アシスタントダイレクターのジェシカがインタビューします。20~30分程度で(以下略)・・・」

見もしない相手と、自分の英語力で電話で30分話しても、盛り上がらんだろうなぁ、という不安に襲われたこともあるのですが、
「やはりこの目で見ないと分からんな」という現場主義的発想と、
合格ちょうだい♪と笑顔で攻めれば何とかなるだろ
という下心から、ボストン行き決断しました。
自費を覚悟していたのですが、
ちょうどその頃、東海岸出張の予定がまた入っており、
ボストン大のインタビューがあるときには行って来い!との
上長の有難い計らいを事前に得ていたため、
私の返事は以下となりました。

「インタビューは、対面か電話かを選べるらしいですね。
出張ついでに、ちょっとボストンに立ち寄るからヨロシク!」
「You are most welcome to visit BU Law! 2月28日でどう?」

出張ついで」という所が、グローバルビジネスマンって感じがして
我ながらカッコよかったなぁ・・・と自画自賛です (^O^)/
ただ、ボストンの街自体のことはまったく知らなかったため、
そのグローバルビジネスマンは、行きの機内で
地球の歩き方 ボストン・マサチューセッツ
を読みふけっていました。うーん、カッコ悪かったなぁ・・・(^_^;)

ボストンに着いたのは、確か2月28日の午後12時ごろです。
時差で寝ぼけていた上に、クタクタの私服に伸びたヒゲと、
これまたグローバルビジネスマンとは程遠い状態でした。
ロースクールのトイレの中でスーツに着替え、洗面所でヒゲを剃り、
こいつ何者と訴えかけるJD学生の怪しげな視線を浴びつつ
ネクタイを締め、堂々とLLMオフィスに向かったのでした。

(続く)

2007年12月15日 (土)

ボストン大への出願(前編)

もうすぐ1000アクセスになりそうです。
ご愛読ありがとうございますm(_ _)m

思えば、2年前の今頃(2005年12月)は悲惨でした。ちょうど、TOEFLの準備を始めたばかりの頃です。いつ初TOEFLを受けるべきか悩みましたが、sooner is betterとのアドバイスもあり、あえて12月24日の午後を選び、自らの悲惨さを煽って闘志を高め、新横浜のテストセンターに乗り込みました。が、リスニング11点を取って撃沈・・・。寂しげな私の背中には、あの山下達郎の名曲が流れていました(http://www.youtube.com/watch?v=RejXivHvgqY)。
こんなんで大丈夫か。頭の中がホワイトクリスマスになりました。
あの時の新横浜は、今のボストンより遥かに寒かった・・・(爆)。

そして去年の今頃(2006年12月)もまた、ロクなものではありませんでした。TOEFLはCBT240点でひとまず諦め、推薦状の準備とエッセイの推敲に明け暮れていました。そしてGoogleで適当なキーワードを打ち込んで(「LLM」とか「ロースクール」とか)、情報収集に努めていたような気がします。
きっと弊ブログも、そんな形で、今年の米ロースクール受験生の方に見て頂いているのかもしれないですね。頑張ってください!

ここで、私のボストン大への出願について、2回に亘りお送りし、カテゴリー「留学出願準備」の最後としたい、と思います。

もともとボストン大は、そもそもボストンという土地に興味が合ったため、志望の大学の一つにカウントしていました。
昨年10月にDeaconさん主催のオフ会に参加させて頂いたのですが
http://mizufc.cocolog-nifty.com/toeic300/2006/10/2_722a.html#more)、
そこでYuinaさんからボストン大の話を聞けたこともあり
http://www.doblog.com/weblog/myblog/6472)、
ボストン大は出願しよう、と決めました。テレホンインタビューはイヤだなー、と思いましたけど、それは後で考える事にしました^^;)。
冬休みを使って、概ね各校の出願書類は仕上げ、順次発送していきました。

2007年に入ると、鬼のように忙しくなり、1月だけで、大阪出張(2日)→アメリカ出張(3都市周遊。9日)→中国出張(4日)が入りました。「あけましておめでとう。ある程度出願済ませたんだから、留学まで、仕事の方も(たっぷりと)よろしくねー」というのが上司の言
(注:カッコ内は私が感じた心の声)。
うーん、今まで手加減頂いていただけに一言も無い・・・。
ただ、神の情けか、アメリカ出張の行き先の一つに、ボストンが入っていました。とてもボストン大に立ち寄るヒマはなさそうでしたが、都市の雰囲気だけは感じ取れそうです。ラッキー、と思いました。

1月14日(日)シカゴ行きの便で旅立つことにしていたため、その前にボストン大へのオンライン出願を済ませてしまおう、と思いました。
で、同大のホームページを開いた所、
今、システムメンテナンス中なの。1日待ってね~」の表示が。
うーむ、仕方ないので、出願せぬままアメリカに旅立ちました。

某所から、DCを乗り継いでボストン入りしたのが、1月17日(水)。
とにかくクタクタだったので、あまり記憶がありません。ユニオン・オイスター・ハウス(http://www.jpboston.com/restaurants/?lid=160)で、晩飯をご馳走になったことだけ、うっすらと覚えています。
激しい寒さの中で街を歩いたお陰で目が覚めたため、
ボストンでボストン大のアプリケーションを送るのも一興
と思い、ホテルからネットで出願しました。その直後に、受領確認の返事がAutomaticallyに到着。その時、IDを割り当てられました(このID番号は今でも使用しています)。とりあえずやることはやれた、と思ったら、とたんに寝くなってしまいました。その日の晩は、とにかくよく眠れました。おかげで翌朝、遅刻しそうになるほどに(爆)

(後編に続く)

2007年11月22日 (木)

留学出願準備 出願書類準備 4)その他編

レジュメ・エッセイ・推薦状と揃うと、あとLLM出願に必要な書類は、成績証明書とスポンサーレターくらいでしょう。この項は多分、そんなに面白くないと思います。エピソードも少ないですしね(笑)。

1.成績証明書
先生に会いに、大学に行ったついでにゲットしました。大学は、郵便でも成績証明書(英文)の発行を受け付けてくれますが、直に会った方が何かと確実でした(受付の人も「郵便での対応が多くて。来てくれると曖昧な点も無くなって助かるわ」と言っていました)
なお、LSAC Credential Serviceを使うかどうかは、少し迷う所かもしれませんが、私は、ロースクールがLSACを受け付けている限り、迷わずLSACを選びました。理由は、LSACが、私の大学の成績を「A」かつ「Superior」で評価したためです。民法C固めの成績表よりも、こっちの方が絶対にパッと見で好印象だろう!!と思ったためです。何でLSACがこんな高評価をしたのか・・・あえてLSACに訊きませんでしたけど ^^;)

2.スポンサーレター
私がちょちょっとドラフト。その上で、会社のレターヘッドを使ってプリントアウトし、人材開発の責任者にご署名頂き終了。フォームを使いまわすので、大学名が間違っていないかどうかだけ気を使いました。

あと、紙出願かWEB出願か、という所も迷う所ですが、私は、WEBで出願できるロースクールは、全てWEBで出願しました。そうすると大抵の場合、クレジットカードで出願料が支払えるからです。国際郵便為替(postal money order)は手数料が結構高いし(2000円くらいだったかな)、フォームの記入も何かとしんどいですしね。
ボストン・ローLLMへのWEB出願にはちょっと思い出があります。それは後述。

留学出願準備 出願書類準備 3)推薦状編

アメリカは今、サンクスギビング休暇中です。したがってロースクールも授業なし。この機会に、過去の留学準備については整理してしまいたいな、と思っています。本来ならば、勉強すべきなんでしょうけど・・・それは後で、ということで(^^;。確か、「推薦状」のところで中断していたはずですね。

大概のロースクールは、LLM志願者に推薦状を求めます。「最低2通。うち1通は法学部教授から」としている所が多いのではないでしょうか。幸運にも私は、4通も用意できました(教授推薦状×2、上司推薦状×1、そして、一緒に仕事をし親しくさせて頂いているカリフォルニア州弁護士にも一筆お願いしました)。TOEFLに苦しんだ私ですが、推薦状に関しては恵まれていたと思います。本当にありがとうございますm(_ _)m。これも日頃の人徳???

大概のロースクールは追加推薦状を歓迎してくれますが、「規定数は遵守のこと」と言ってくるロースクールもあります。一応、事前に全てのロースクールに問い合わせたのですが、イリノイ大学だけは、「出願者が多いから3通という規制は守ってね」という返事だったような気が。そう言われては追加推薦状は出せないなぁ・・・。

教授推薦状と上司推薦状については、私が起案し、持参するようにしました。久々にお会いしたかったということもあり、直接、母校まで出向いて話をするようにしました。結果、母校には4回、足を運びました。
私のゼミナール担当教官は、米国ロースクールに留学された経験があり、私の起案をじっくりとレビューして下さいました。成績に自信が無かったので、控えめに起案して持参したのですが、「うん、こういう時、成績は、定性的じゃなくて定量的に書かないとダメだよねー」とのアドバイス。その結果、以下一文が加わりました。

「彼は、司法試験を受ける予定が無く、すぐに就職したので、司法試験を受ける学生と比べると、その時点において、知識の面ではやや劣っていたかもしれない。しかし、海外の論文を読み纏めるなどの積極的な姿勢、および、潜在能力を加味すると、彼は母校で上位15%にランクされるであろう(最初は20%だったものの、土壇場で先生がもっとパンチを利かせたほうがいいな、とおっしゃり、急遽5%アップ)。また、彼は、XXX社で実務的な知識と経験を数多く得たに違いない。そんな彼は、貴校のrigorousなプログラムに耐え得る者であるとともに、かつ、十分に貢献できる者であると確信している」

うっ・・・先生、本当にありがとうございますっ(涙)。
ちなみに先生に「本音ベースだと、成績だけで見ると、私は上位何%くらいですか?」と伺った所、「うーん、上位40%くらいかな」とのお返事。何しろ、GPA3.3ですからね・・・。なお、私の大学同期の友人は、英語の必修コースでお世話になったとある外国人教授から「彼は、英語に関しては大丈夫だ」との推薦状も貰ったそうです。そこまでは思いつかなかったなぁ。

推薦状の起案の仕方ですが、これもエッセイと一緒。ロースクールから推薦者へのインストラクション(「こういう視点で推薦状を書いてくれ」というインストラクション)がありますから、それを要素化して、最大公約数を取って、どの大学にも対応できるような推薦状を起案すれば良いでしょう。こっぱづかしくなるかもしれませんが、そこは我慢です。なお、推薦状の袋詰め作業は、結構時間がかかりますのでご留意を(1時間くらいはかかります)。違ったロースクールに別のロースクール向けの推薦状を送ってしまうことがないよう、先生や上司と一緒に、結構ドキドキしながら袋詰めしたのを覚えています。

このブログを書くために、推薦状を読み返していたのですが、本当に泣けてきます。うっ・・・母校、派遣元企業、そして推薦者の皆さまの名誉を汚さぬよう、勉強頑張りまっす!

2007年10月18日 (木)

留学出願準備 出願書類準備 2)エッセイ編

私は、レジュメ同様、アゴス・ジャパンのRyan氏と話しながら、エッセイを仕上げていきました。よく言われるのが、とにかく一校だけでもエッセイを書き上げて、それをテンプレートとして使いまわす・・・というものですが、私も、この例に倣いました。低TOEFLだったので、とにかく気合が入っておりました(笑)

まず私がやったのは、エッセイ課題の要素分析です。各校のエッセイ課題を全て集めてエクセルで表にし、要素分析をし、エッセイを通じて各校が何を問うているのか、を把握するようにしました(以下、この表を「エッセイ課題要素チャート」と呼ぶこととします)。特許の世界で、クレームチャートを作って請求項(クレーム)の要素(エレメント)分析をすることがありますが、発想は全く同じです。課題を読んでも何が要素として問われているのか良く分からない時、あるいは、アドミッションの意図が図りづらい時は、Ryan氏の意見を全面的に取り入れました(どうせ、私には良く分からんので・・・)。

私がテンプレートとして選んだのは、Wake Forest大学のエッセイ課題でした。一番、基本的な要素を含み、問題としても素直だったからです。

テンプレートとするエッセイ課題の選択においてのみならず、実際に各校のエッセイを書くときも、エッセイ要素チャート表は大いに威力を発揮しました。Ryan氏曰く「エッセイは、問われている要素を、問われている順番に答えていくのが原則」とのこと。全くそう思います。それを頭で分かっていても、私は、エッセイ書きに慣れ始めた中盤においても、要素に答え切れていない駄作を相当数書きました。そんな時は、Ryan氏に、「この表はどうしたの」とよくたしなめられました。

書く量についてですが、Ryan氏曰く、「字数制限が無ければ、エッセイはTimes New Romansの12ポイント、ダブルスペースで、3枚」とのこと。確かに、中身と読みやすさのバランスを考えると、3枚が適当かな、と思います。

実際に、私が行った08ボストン大LLMのエッセイ課題分析と、その結果である私自身のエッセイ骨子を下記します。

A carefully worded and detailed personal statement of interest is an important part of your application.  You should discuss your (1) personal and (2) professional reasons for pursuing the LL.M. degree.  You should also include (3) an explanation of your study interests and their relation to (4) your previous study, (5) employment experience and (6)professional goals.

  1. LLMの学位が必要な個人的な理由/動機
  2. LLMの学位が必要なキャリア上の理由/動機
  3. ロースクールで勉強したい興味ある学問分野
  4. その興味ある学問分野と勉強との関係
  5. その興味ある学問分野と業務経験との関係
  6. その興味ある学問分野とキャリアゴールとの関係

で、上記分析の結果、仕上げた私のボストン大向けエッセイの骨子は以下となります。

〔第一段落〕今勤めている会社(以下「当社」)のコーポレートカウンセルとしての仕事に必要なアメリカ法の知識を得るため、ボストン大LLM(アメリカン)を志望している。米国法に精通することは、コーポレートカウンセルとしての私には不可欠である・・・なぜなら、米国法は、米国のみならず全世界の法律問題解決のプラットフォームとなっているからだ。

〔第二段落〕私が大学で法学部生をしていた頃から、米国法には興味があった。米国の法学者から見て日本の刑事司法がどう写っているのか興味があり、カリフォルニアレビューの論文を読んだ。そして、ゼミ教官の指導の下、サクラメント州裁判所で陪審裁判を見学し、ロースクール(UC Davis)を訪問した。これらの経験は、私の米国への興味を欠きたて、アメリカでアメリカ法をいつか勉強したい、と思うきっかけとなった。

〔第三段落〕私の当社でのキャリアゴールが、更に、ボストン大で米国法を習得する必要性を強めている。当社は、20XX年までにY兆円の売り上げを目指しており、そのためには全世界において、M&A、特許紛争が不可避となろう。そのような世界的成長ニーズに応えるため、私は社内奨学生として選ばれた。私の長期的な目標は、当社での法務統括責任者である。そうなるためにも、ボストン大で得た法律知識を活用し、同社で更に経験を積んでいきたい。私が日本に戻る時、仕事はきっとたくさんあるであろう。

〔第四段落〕ボストン大のLLMにおいて、私が興味あるのは「business law」の分野であり、具体的には以下の科目である・・・契約法と不法行為法を履修することにより、契約上のリスクを然るべく分析できるようにしたい。当社は世界的なシェアを持っている分野が多く、M&Aに際して独禁法の知識は不可欠。当社は多くの特許訴訟を経験しているので、特許法、知財法は是非履修したい(以下続くが省略)

〔第五段落〕私の学部時代での勉強も、ボストン大で、興味ある分野を勉強する助けとなろう。学部時代に興味があったのは刑事訴訟法であるが、民法・商法分野のクラスも多く履修してきた。しかし、独禁法・特許法は履修しておらず、入社後、ad hocで自分で学び、セミナーや弁護士との実務を通じて学んできた。これを機に知識を整理し発展させていきたい。

〔第六段落〕私の業務経験も、ボストン大で、興味ある分野を勉強する助けとなろう。私は、アメリカでのベンチャー投資、中国での合弁設立、その他特許紛争、大型ソフトウエアライセンス契約及びエスクローアレンジなど、多くを行ってきた。例えば、某国において工事紛争が発生した時、私は・・・(以下略)。この事例においては、契約法・不法行為法を学んでいれば、どの種の損害が賠償されえたかの見分けがより素早く確実にできたのではと思っている。馴染みの薄い分野について、ボストン大で知識を補強し、global legal practitionerとしての能力を高めていきたいと思っている。

〔第七段落〕だからボストンのLLMは私にとってこんなに価値が高いです(だから入れて、お願い)

・・・このエッセイ、何時見ても自分のものとは思えないのが唯一の欠点です(笑)

2007年10月15日 (月)

留学出願準備 出願書類準備 1)レジュメ編

レジュメ(履歴書)とエッセイ(志望理由書)についてですが、私は、時間が無く、とにかく効率重視でしたので、TOEFL同様、プリンストンレビュー(現アゴス・ジャパン。http://www.agos.co.jp/)を活用することにしました。出費は結構ありますが、必要投資と割り切ることにしました(そう割り切れるまでには、随分と時間がかかりましたけど・・・)。日本人カウンセラーの佐取永基氏と日本語で過去・現在・未来のネタ出しを終えた後で、ネイティブカウンセラーのRyan Tacorda氏に見てもらいながら、レジュメ・エッセイを仕上げました(お二方には、大変お世話になりました)。

さてレジュメについてですが、大学・社会人経験を時系列で整理し、アピールできそうなことを効果的に配置していくのみですから、「ネタ出し」さえ終えていれば、それほど時間はかからず仕上がると思います。私はRyan氏に見てもらいましたが、レジュメに関しては1回のカウンセリングで終了しました。独力でもある程度仕上げられるとは思いますが、レジュメエッジ(http://www.resumeedge.com/services/student-resume/index.php)などを活用するのも手かもしれません。

レジュメの長さは一頁です。無理やりにでも一頁に収めるべき、と思います。当地でLLMダイレクターと科目の履修登録などで話をするときがありますが、彼はきまってこのレジュメを見ながら話をしています。つまり、レジュメは、彼らがパッと見れるものであるべきなんだな、ということです。

私はレジュメを中心にして、出願書類全体(エッセイ、推薦状)をorganizeしていきました。①レジュメのここに書かれている米国ベンチャーへの出資プロジェクトについてはエッセイで具体的に補強しよう、②大学の卒論作成(カリフォルニア・ローレビューの論文を読んで、刑法学会に行って、といったこと)については、ゼミの先生に推薦状で客観的に根拠付けて頂こう、③人間性が現れる体育会での部活動については、さすがにエッセイで書くわけにいかないから、部活の顧問の先生(法学部教授で授業も履修)に推薦状で少し口ぞえて頂こう、などといった感じです。

レジュメも、何だかんだで大学院に出すものなので、リーガル・アカデミックな感じが、じわじわじわーっと滲み出るように書くよう努力しました。ただ、もともとがリーガル・アカデミックな人間ではないので、そこが一番しんどかったんですけど(涙)

留学出願準備 学校選び

さて学校選びです。会社への手前、全落ちは、絶対に回避すべき事態でした。そんなことになったら、私の居場所はどこへやら・・・(爆)。私の場合、TOEFLの点数がそれほどでもなく、大学の成績もそこそこ(GPA3.3程度)で、弁護士でもなかったため、楽観視できる状況ではありませんでした。そこで、UCNewsのランキング表と、アゴス・ジャパン発表の合格実績と照らし合わせて、合格可能性を分析しながら、後は私の好みでピックアップしました。仕事に係わる米国ビジネス法をgeneralに学ぶことが目的であったため、「この科目をこの教授の下で専門的に学びたい」という強いインセンティブが無かったためです。

なお、大学時代にUC Davisに、アメリカ出張の際にDukeとWake Forestに立ち寄ったことがあり、この3校は絶対に受験しようと決めていました。特にWake Forest大には、キャンパスビジットの際に暖かく迎えて頂き、これは受験しないと失礼にあたるのでは・・・と思わせられるほどでした(指定された駐車場に、「Welcome」と書かれた赤い紙が貼られていましたし・・・)。今でも、あの暖かさは忘れられません。

出願校および結果は以下の通り。レジュメ・エッセイを作成している段階で、1・2校入れ替えましたが、年末から年明けにかけて、ほぼ当初の予定通りの学校に出願しました(下記カッコ内の数字はUS Newsのランキングの数値)

  • Duke (10)                   不合格
  • Cornell (13)                  不合格
  • Vanderbilt (16)             ウエイトリスト→辞退
  • Washington (St. Louis) (19)         合格
  • Boston (20)                   合格
  • Illinois (25)                   合格
  • UC Davis (34)                 合格
  • Wake Forest (36)               合格

なぜ、ボストンへの進学を決めたかというと、、、それは詳細後述となりますが、オンキャンバスでインタビューを受けたので愛着が生まれた、ということが最大の理由です。後は会社の方針(①会社としても投資であるため、特段の事情が無いならば、よりランキングの高いロースクールへの進学が望ましい、②会社として送り出す以上、より安全な土地であることが望ましい)にも合致していた、ということも大きかったです。

なお、③松坂レッドソックス入りが騒がれていた頃だったので、それに思いっきり触発されてしまったこと、④家族と親戚がこぞって「遊びに行けるからボストンにして」と言っていた・・・ということは、完全に考慮の埒外であります(^^;

2007年10月13日 (土)

留学出願準備 英語との闘い(つまりTOEFL)編

何はさておきTOEFLです。TOEFLの点数が思ったように上がらない、特にリスニングがだめなのー、というのはもはやお約束(笑)。そんな時は、「仕事がなければ準備に集中できるのに」とよく思うものです。私はしょっちゅう会社のせいにしていました(注:もちろん、留学させて頂いていること、感謝しておりますm(_ _)m)。

私の頃はCBTからIBTの移行期で、IBTの影におびえながらCBTを受け続け、結局250点超えられぬままにCBTはタイムアップ(結局、240点どまり)。昨年10月にIBTを受けたものの、惨憺たる結果・・・。このままでは間に合わなくなると思い、CBT240点を他で補うべく、かつ、年末年明けに出願できるよう、10月以降は出願書類作成に注力しました。

そんな私のTOEFLの結果推移は以下の通り。プリンストン・レビュー(現アゴス・ジャパン)にお世話になっていました(特に文法、ライティングは劇的に点数が上昇しました)。お陰で240点までは順調でしたが、そこから先は根性無く、超えられませんでした。

  • 2005/12  187 (L11、S/W23、R22、W4.0)
  • 2006/01  220 (L20、S/W22、R24、W4.0)
  • 2006/02  出張のため受験キャンセル(涙)
  • 2006/03  240 (L19、S/W27、R26、W5.0)
  • 2006/04  217 (L15、S/W26、R24、W5.0)
  • 2006/05  227 (L17、S/W28、R23、W5.5)
  • 2006/06  237 (L21、S/W25、R25、W4.0)
  • 2006/07  240 (L20、S/W26、R26、W4.5)
  • 2006/08  自己最高点を超えられず即忘却(爆)
  • 2006/10  IBT受験するも、総合70点で内訳忘却

勉強の方法論は人それぞれの実情に合わせてカスタマイズすればよく、普遍的にこれがいいということもないでしょう。ただ、共通して大切なのは「とにかく反復継続あるのみ」ということかと思います。

結局、何がいいたいかというと・・・「ロースクール指定の基準点(ボストンはCBT250点だった)以下でも、何とかならないことは無いです!で、実際に来て見ると、TOEFL240点でも260点でも、そんなに(良いかどうかは別として、いずれにしても授業についていけないという悩みを持つことには)変わりないです。来てからが本当の勝負です」ということです。出願時を振り返って考えてみると、この低TOEFLには相当ナーバスになっていました。何とかならないことは無い、ということは確実にいえますので、TOEFLで悩んでいる方(特にIBTは大変と思います)には、どうか頑張って欲しいと思います。もちろん、TOEFLで高得点を取っている方は、そのまま突っ走ってください!

留学出願準備

ちょっと前の自分を振り返って、の話になりますが、簡単に留学準備のことを記録しておきます。章立ては以下の通りです。

1.英語との闘い(つまりTOEFL)

2.学校選び

3.出願書類準備

  1)レジュメ

  2)エッセイ

  3)推薦状

  4)その他(成績表、スポンサーレターなど)

4.ボストン・ローの出願について

5.最終合否結果

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