ロースクール生活

2009年11月 2日 (月)

BU 08-09 Reunion@東京新橋

10月30日(金)の夜。TGIFな日。東京・新橋08と09の有志12名くらいで、Reunionが開かれました。アダルティーに、ちょっと遅めの20:10開始。

集まるんだったら、NYバーの発表がなされる前にすべきだ、という配慮から、この日になったということ(らしいです)。うーん、バーの呪縛からは逃れられないものなのでしょうか??

私は、住まい(2箇所)が大阪・三重なので、本来ならば参加者対象外です。しかし同期某氏いわく、「金曜だから休んで来れるよね」。ちょうど海外帰任者人間ドックの日で午後休だったこともあり、ナイショで飛び込むことにしました。幹事の08I氏曰く、「サプライズ・ゲストということにして、ちょっと遅れてくるのも手かもしれませんね(*^-^)ニコ」

で、意図したわけではないのですが、実際に遅刻しました。その理由。人間ドックのメニューに、胃のバリウム検査が含まれていたからです。検査後は下剤を飲まされます。その後遺症がすさまじく、汚い話で申し訳ないですが、ずっとトイレとお友達。大阪-東京の移動も、危機管理のため、のぞみのグリーン車を使用。そこまでして行ったということを、誰にも一言も話さなかった自分はえらいなぁ、と思いますヾ(- -;)

遅れて登場したときの反応。

「うっそー」
「驚いた~」
呼んでないよ~

つかみは非常によろしいです。で、その後。

「ブログに切れ味なくなりましたね
「なんだか無理やり書いているって感じですね」
義務感で書いているって感じですよね」

・・・分かっちゃうんですね。留学中に比べて、やっぱり今は悩みがすごく多いです。その状態でモノを書くと、自然とそうなっちゃうんでしょう。許してやってくださいm(_ _)m

さてこの日の会話は、おそらく8割くらいは留学中のむかし話(で、残り2割くらいは、09ハイパーロイヤーH氏のサラリーマン転進)。期せずして、「09の---さんと、08の---さんとでは、どっちが日本人最強のプレイボーイだったか」で、論戦が戦わされる。

09の童心の天才H氏のターン:
「いや、うちの---は、もうこれもんなんですよ♪」

08の幹事I氏のターン:
「いや、うちの---だって、(以下略)・・・♪」

結果はおそらく引き分け\(^▽^)/

二次会は、09の課長代理Y氏、バックパッカーK氏、同期某氏と、側にあった和民へ。「日本は不景気なんですよ」という話になり、08のエースS氏名刺の文字が浮き上がっているのは(コスト削減のこのご時勢で)すごいことだ、という結論で落ち着く。

二次会終了後、同期某氏と僕は、そのままとある駅までは電車で行き、タクシーに乗る。折角なので、同期某氏の自宅10分ほどオジャマする。そこでデジカメを持っていたことに気付き、とりあえず記念撮影

この日はひさびさに楽しかったです。ありがとうございました。

そろそろ(三重に)戻らないと。ではまた\(^▽^)/

2009年5月 9日 (土)

ではまた、お会いする日まで\(^▽^)/

兄と妹の電話(現地時間5月7日)。

妹:「お兄ちゃん、げんきー?」
兄:「元気なし」
妹:「ハドソン川に飛び込んでなぁい??
兄:「川に飛び込むなんて、めんどいからやめた。・・・って、何で知ってんの?」
妹:「ダンナがね、(NY州司法試験委員会の)サイトを見つけたんだ。あんなのあったんだー。ちょっとオドロキ」
兄:「ごめんごめん、連絡遅れて。会社に連絡したり、戦友と傷を舐めあったり、最後の試験勉強をしたりで、いろいろあってさ」
妹:「そっか。で、今、何やってたの?」
兄:「フテ寝
妹:「ははは(^▽^)/。で、これからどんな感じ?」
兄:「7月末のバーを再々受験して、8月初旬に帰国するよ。部長は、『まー、試験なんてそんなもんだぜ~』って言ってた。『フォローいただき、身に染みます』って答えたら、笑ってたけど」
妹:「そっか、じゃ、その頃会えるねー」
兄:「そっちはその頃、確か育休明けで、仕事に復帰、って感じ??」
妹:「うーん、でも保育園がなかなか無いんだ。いま、保育園ないんだよー。で、もし保育園が見つかったとしても、残業はできなくなっちゃうじゃない。残業できないなんて(働くべき時に働けないなんて)、ソルジャーとしては2流だからね」
兄:「そっか(その責任感はあっぱれだな。さすが海外営業)。でも、可愛いYちゃんの顔を見ながら日々過ごすのも、いいことかもよ」
妹:「そっかなって気も。で、お兄ちゃん、あのブログどうするの?」
兄:「そろそろ潮時かなって。明日でロースクール最後の試験も終わるしね」
妹:「最近、何か切れ味なくなってきてたよね。何かムリして書いてるな-って気もしてたし、ちょうどいいんじゃない」
兄:「やっぱり見破られてたか。正直、最後をどーやって締めたらいいもんかなと。今の状態だと、何となく締まりがよくないというか」
妹:「ブログでは受かったことにしてさ。『受かったので帰りまーす』って書いちゃえ。どうせお兄ちゃんのブログなんだから。で、最後に
このブログはフィクションであり、実在の人物・組織等には一切関係ありません
って断り書きしておけばいいじゃん\(^▽^)/」
兄:「その手があったか。わが妹ながら、文才あるなー」
妹:「でしょー♪」

というわけで、長らくのご愛読、どうもありがとうございました。このブログを作ってよかったと思っています。モノ書きの楽しさ目覚めたため、ひょっとしたら、どこかでまた、ブログを書くかもしれません。

最後になりますが、過分に評価いただき、留学の機会まで下さった会社には、本当に感謝しています。

ではまた、お会いする日まで\(^▽^)/

Twilight

2009年4月28日 (火)

日本の電子辞書をアメリカで購入する

今、試験期間中です(倒産法は倒産しかかっています)。
普段は、パソコンに入れてある「英辞郎」を使って英単語を調べていますが、パソコンをオンにしているとネットを見てしまうため、最近は電子辞書を使うようにしていました。しかしどうやら、その電子辞書を、失くすか盗まれるしてしまったようです。ガックリ・・・crying

電子辞書がなくても、勉強にはそれほど困りません。ですが、出張の際はちょっと困ります(いちいちパソコンや紙の辞書を見るわけにいかないため)。5月19日から数日間、西海岸に出張することになっており、その時は電子辞書を持っていたい、という事情があります。いずれ買うものならば、早く手に入れておいた方がいいですし。
そんなわけで買うことにしました。

まずamazon.co.jpで購入し、アメリカに送ってもらうことを考えました。が、amazon.co.jpは、電子辞書をアメリカに送ることはできないとのこと。アメリカ紀伊国屋のサイトも回りましたが、ダメそうです。アメリカで日本の電子辞書を手に入れるのは、やはり難しいのでしょうか?

でも、探せば何とかなるものです。さまよっているうちに、富士山.comというサイトにたどり着きました。日本商品の北米向け販売サイトらしいのですが、「日本で買うより断然オトク!富士山ならセイコー電子辞書が全品格安!」と、キャッチーなコピーが書かれています。

結局、そこで以下のモデルをセレクト。
http://www.sii-dictionary.com/item/item.php?pid=10&cid=&iid=SR-G8100
我が青春のバイブル「英文ビジネス契約書大辞典」が入っている電子辞書が出現したとは・・・。感動です。もう、それだけで買っちゃえっ!という気分になりました。大人買いには気をつけているつもりなのですが、やっぱりモノを買うのは気持ちがいいです。

ちなみに、富士山.comには、セイコーの電子辞書直販サイトに貼ってあったリンク経由で辿りつきました(「北米にてご購入を検討のお客様はこちらをご覧下さい」と書いてあったため)。
少し比較検討をしてみたのですが、
日本でセイコーの直販サイトで買った場合39800円
日本でビックカメラで買った場合35000円(+ポイント)
北米で富士山.comで買った場合360ドル(送料込み)
($1=95円として34200円)。

うーん・・・メーカー直販が大敗とは(;^_^A。直販であるがゆえに、逆にコスト高になってしまっているのでしょうか?セイコーの電子辞書直販サイトさんには、もうちょっと頑張ってもらいたいです\(^▽^)/

2009年4月17日 (金)

パールマン若御大(3)

Civil Procedureでの、パールマン先生と学生(達)とのやりとり。

先生:「Aさん、Can you help us?(※)」
(※先生は学生を指名する時、いつもこう優しく問いかけ)

Aさん:「先生、今日はごめんなさい・・・」

先生:「そうか。じゃ、もう一回。Bさん、Can you help us?」

Bさん:「先生、私も今日はちょっと・・・なんですぅ」

先生:「しょうがないなぁ。次ダメだったら、ボランティアを募るか・・・。Cくん、Can you help us?」

Cくん:「よっしゃ。おれはやったるぞー

先生:「おっ、Brave!! ひゅーひゅー(@桃の天然水)」

生徒一同:「おおおおおーっ

パチパチパチパチパチパチパチ・・・・
生徒一同からなぜかCくんを讃える拍手が自然発生。
(もちろん私も拍手に参加)

先生:「ホント、変なクラスだよなぁ・・・。普通、1Lのクラスって言ったらさあ、指名されたら学生はStickするものなんだと思うんだけど(笑)。まーいいや」

Cくんとの質疑が一通り終わる。

先生:「じゃ、そろそろ・・・。クリッカータァイム!!!

生徒一同:「いっえーいっ!!

先生がパソコンで4択の問題を出します。学生が、クリッカーと呼ばれる電子デバイスを使って、それに回答します。今日の問題では、(A)と回答した学生が40%、(D)と回答した学生が40%、(B)(C)と回答した学生が各10%。このようにマジョリティ回答が無い場合、パーセンテージが発表されると、クラス中で
「おおおおおおおーっ」
と、どよめきの声があがります。

そういえば数週間前の話になりますが、先生が黒板に全米の地図を書いた所(管轄を示すため)、生徒から「へただなあ」という声が漏れました。それに反応した先生が、急にパソコンからとある映像をピックアップ。

それは先生が、米国版クイズ・ミリオネアにテレビ出演した時の動画。パールマン先生のエンターテイメントには慣れているはずの生徒達も、これは完全に予想外。先生に出題された問題は、「4つの都市(北京、東京、シドニーとあとどっか)を北から並べた場合、3番目は何か」というもの。10人の早押し、先生は3番目か4番目。

先生:「どーだい?僕が地理に弱いってわけじゃなってことが分かっただろ?でもなあ、ここで1番になっていれば、オレの人生も変わったかもしれないんだけどなぁ」

生徒一同:「おおおおおおーーーっ」
クラス中でものすごい歓声と拍手が沸き起こっていました。

パールマン先生は、以上のように相当なエンターテイナーですが、教授としての実力も確かです。英語は非常にわかりやすい上、教材(パワーポイント)は非常に視覚的で、シラバスもよく整理されています。考え方はファーンズワース御大にそっくりで、学生への愛で満ちており、フォローも行き届いています。なお、私の勝手な推測にすぎませんが、おそらくパソコンおたくと思われます。

僕が高校時代、教職に憧れていたことはブログのあちこちで独白してしまっている所ですが、僕も生まれ変わったら、こんな先生になってみたいなあ、と思っています。

【5/15補記】
成績を貰いました。2月バーのため、あまり勉強できなかった僕も悪いのですが、パールマン先生のGradingは、かなりキツイです ^^;)

2009年4月 9日 (木)

Bankruptcyの授業(2)

Bankruptcyですが・・・分かっていませんcrying。一緒に授業を履修している09のスーパーロイヤーT氏が頼りですm(_ _)m

授業のテキストは2種。①ミラー先生の著書と、②ミラー先生の著書のSupplement。今日は、雑念よぎりまくりでSupplementの宿題ページを読んでいました。するとそこに、懐かしき「Spendthrift Trust」の文字が。

「Spendthrift Trust」とは、浪費者信託のことで、バーブリ的にはTrustの中でもNYバー頻出論点とされており、マリノ師2月のバー予想で「これ出るぞ!」とヤマ張ったトピックでもあります(なお、しっかり外れました)。恥ずかしながら、今でも理解できていません。
宿題となっている判例は、どうやら管財人が連邦破産法544(a)(2)に基づきSpendthrift Trustにinvadeできるのかどうか、ということが問題となっているらしいのですが、うーん、何が何なのやら。

そういえば先日の授業で、今年初めて、ミラー先生の名口癖「Jumbo Mumbo?」を聞きました。「ちんぷんかんぷん?」と言う意味らしいのですが、今の私はまさにジャンボマンボです。

・・・とりあえずがんばろっと。

2009年3月24日 (火)

パールマン若御大(2)

先週のとある日、ロースクールのエレベーターの中でのこと。

ちょうど、09台湾人LLMLくん(ちょっとヨン様似)一緒でした。途中の9階で、パールマン先生が乗ってきましたが、Lくんはパールマン先生のことを知りません。

Lくん:「Twilightの次の授業は何なの??」
Twilight:「えーっと、それはね・・・」

次の授業は、パールマン先生のProfessional Responsibilityで、私は、その教室に向かう途中でした。しかし、当の先生を目の前にして、「Professional Responsibilityさ!」というのも何だか気恥ずかしいなぁ・・・。そう思っていたところ、先生が横からひとこと。

先生:「彼の次の授業は、Professional Responsibilityさ(笑)
Lくん:「???????」

Lくんは、いったい何が起こっているのか、全く訳がわからない様子。
そこで、今度は私が、横から
先生が、僕の次の授業のProfessorなんだ\(^▽^)/
と、口ぞえました。こんなコメディみたいなこともあるんですね。

その後、15階でエレベーターを降りて(Professinal Responsibilityの)教室に向かいましたが、その途中で、なぜか先生と一緒にトイレに行くことに(結果として、連れションすることに)なりました。

「どうだい。今学期取っている授業の中で、一番、君にとって役に立ちそうな授業は何だい?」

今学期、私は、ミラー先生の①Bankruptcy(破産法)と、パールマン先生の②Civil Procedure(民事手続法)③Professinal Responsibility(弁護士倫理)を履修しています。
「実務的」という意味では、時節柄、Bankruptcy(破産法)かな・・・。私がちょっと考えていると、先生がこんなことを言い出しました。

「そうだなぁ。Civil Procedureは、米国法を理解する背景知識としてはすごくいいと思うけど、企業法務に直接的に寄与するという感じではないかもなぁ・・・」

やばっ、先生、ちょっと気にしているのかも・・・coldsweats01。ここまで先生に気を遣わせてしまっては全くもって申し訳なし。というわけで

Professinal Responsibilityは、すごく役に立っています。今、授業でConflict of Interestをやっていますが、法律事務所との付き合いで、実際に私が最初に依頼するのはコンフリクト・チェックですし」
「また、私は米国での特許訴訟を扱うことがあるのですが、Venueはよく考える問題なので、Civil Procedureも楽しみです」
と、必死に答えました。すると先生は

「そうか!Venueは来週やるからなっ!」
と、ニコーッと答えてくださいましたhappy01

実際に、Professional Responsibilityの授業では、考えさせられることが多いです。巷では「MPREの科目でしょ。それさえ通れば別にねぇ」「あれつまんないし」と思われている所もあるやに感じますが、Professional Responsibilityは、もうちょっと評価されていい科目と思います。先生はこの点にいつも義憤を感じておられるようですが、最近、先生の気持ちが何となく分かるような気がしています。

Professional Responsibilityの授業の様子については、またおいおい書いていこうと思います。今日は破産法の予習と、WBC決勝のテレビ中継観戦に疲れてしまったので、このへんで。内川えらい!見事なチャンスメークだったと思います。よくがんばった!!

2009年1月23日 (金)

夏の日の1993、冬の日の2009

昨年5月に卒業したJDの友人がボストンに来ると言うことで、同期I氏のアレンジで、今日は飲み会でした。どうも目がさえて眠れなくなってしまったのですが、かといって勉強する気にもなれません。
今回は、そんな経緯で書いているエントリです。

夏の日の1993」(Class)は私が好きな曲で、勉強に飽きたとき、今でもたまにYou Tubeで聞いています。今度、そのリメイク版である「冬の日の2009」が出たらしいですね。

1993年夏、私は高校二年生でした。神奈川にある、某私立男子校に通っていました。クラスは国立文系。担任は英語の教師
以下は、ある夏の日になされた、担任と生徒とのやりとり。

「いいか、お前ら。お前らがまず認識しなければならないことがある。お前らはイチローじゃない、ってことだ」

「センセー、僕、一郎ですけど・・・」

「おめーはバカかっ!お前らには、イチローのように、それだけで食っていける才能があるわけじゃない、ってことだ。世間で一定の評価を得たいんだったら、いい大学にいくしかないんだ」

「そのために必要なことは何か。英文法に確実に即した和訳ができることだ。お前らが目指すべき大学は、英語の長文和訳をハイレベルで求めてくる。そこで差がつく。文法に即しながらも、こなれた訳をして、こいつただもんじゃねえ、ってことを答案でアピールするんだ」

「いいか、それで英語が喋れるかどうか、なんて考えるな。迷うんじゃない。日本の大学は、英語がしゃべれるかどうかなんて気にしちゃいない。関心があるのは、読めるかどうかだけだ。『英語を喋れるようになるためにはどうしたらいいのか』なんて点数にならないことは、大学に受かってから考えてくれ

「センセー、先生は英語、しゃべれるんですか?」

「しゃべれん」

「えー」

「うるせー、オレは仏教徒文句あっか

・・・生徒も、さすがにそれには文句言えませんでした(笑)。

そんな彼が我々生徒に徹底的に叩き込んだのは、英語を名詞的要素副詞的要素形容詞的要素に分類して修飾関係を徹底的に読みきるというもの。授業では毎度のように、(彼が言う所の)目指すべき大学の過去問の英文を、名詞的要素を〔  〕四角かっこ)、副詞的要素を< >(三角かっこ)、形容詞的要素を(  )丸かっこ)でくくり、修飾関係を矢印で表して、ひたすら和訳していました。
毎回ある小テストも過去問なのですが、これがイヤでイヤで。10点満点なのですが、おそらく平均で3点くらい。0点も結構取りました。

2009年冬、そんな私も一応ロースクール生ですが、結局のところ、今でも同じことをやっています。進歩がないなぁ・・・。私のケースブックは〔  〕< >(  )だらけです。少しは英語が話せるようになったとは思いたいのですが、今日の授業後、JDのFさんと雑談をしていた時、彼が話していることが実はよく聞き取れませんでした。自分の英語力は上達しているのだろうか?と、自問自答の毎日です。
適当に相槌を打つテクだけは上達したような気がしますけど。

まあ、いざとなったら、あの夏の日の担任の先生のように、清々しく開き直ってやろうかな、と思っています(;^_^A

2009年1月20日 (火)

パールマン若御大(1)

Civil Procedure(民事手続法)は通年科目で、ボストン・ローには3クラス準備されていますが、いずれも秋学期と春学期で先生が代わります。この春学期、ファーンズワース御大に代わってCivil Procedure(C1)を担当するのが、Andrew Perlman教授。Suffork大学からのVisiting Professorです。

Clicker

Perlman教授のCivil Procedureの授業は完成度が高く、本当に感心させられています。
パワーポイントのスライドはよく準備されており、法概念が分かりやすい形で図表化/視覚化されています。
それに加えて、学生の理解度を確認するため、授業には更にもう一工夫がなされています。授業中にミニクイズが出題され、学生はそれにResponse Cardという電子デバイス(上記)を使って回答します。ソクラテス・メソッドのように当てられるわけではなく、匿名でボタンを押して答えるのみですから、学生もリラックスしてクイズに回答できます。学生の回答は、デバイスを通じてすぐに先生のパソコンに転送され、スクリーンに結果が表示されます(YES:83%、NO:17%といった感じで)。学生の理解が弱いと思われる部分がその場で分かりますから、先生もすぐにフォローができるというわけです。Response Cardは$40するのですが、十分価値があると思います。

またジョンが言った通り、Perlman先生は非常にフレンドリーです。「もし僕と一緒にランチを食べながらいろいろ話をしたい、というスタディグループがあれば、遠慮なく誘ってくれ。あまり奢れないけど♪」だそうです。
私も先生の所に挨拶に言ったのですが、私が何も言わないうちに、「英語が母国語でないから大変だろ~。分からないことがあったら何でも訊いてきて」と優しく言って下さいました。
LLM生はクラスで私一人だけなのですが、先生はフレンドリーですし、隣の席はトラさんですし、後ろに座っているJD二人も知り合いですので、このCivil Procedureは非常に楽しく過ごせそうです。

なおPerlman先生は、このCivil Procedureの授業の前に、同じ教室でProfessional Responsibility(弁護士倫理)を教えています。この授業ではResponse Cardは使いませんが、パワーポイントのスライドは分かりやすく、授業も(少なくとも私には)面白いです。
そして何より私が感銘を受けたのは、
「君たちは、弁護士として、どうありたい、どうあるべき考えているだろうか?答えはないが、考えなければいけないことなんだよ」
と、学生に優しく問いかけていたことです。
私は金八先生の大ファンで、一時は教員になりたいと考えたこともあったため、優しく本質を問いかけるタイプの先生には弱くて・・・(;^_^A

私は仕事柄、アメリカの弁護士を起用することが多く、Professional Responsibilityを知っておくことは非常に有益です。またNYバーにおいて、Professional Responsibilityは試験範囲になっています。
法律事務所で研修中の同期A氏は、24ポイントの大きな文字で
Professional Responsibilityに私は一票を投じます!!
と、情熱的なアドバイスのメールをくれました。
Bankruptcy、Civil Procedureに続くもう一科目の履修を何にすべきか悩んでいたのですが、Perlman先生のProfessional Responsibilityを履修することに決めました。

ファーンズワース御大を若くしたら、ひょっとしたらPerlman先生のようになるのかもしれません。というわけでPerlman先生には、若御大を名乗っていただこうと思っています\(^▽^)/

2009年1月14日 (水)

Bankruptcyの授業(1)

今日から春学期が始まりました。火曜一限はBankruptcy(破産法)。この授業を担当するのはミラー先生。大ベテラン・・・というか、既にその域すら超えておられるかもしれません。相変わらずしゃべりまくっていました。お元気そうで何よりです。

去年、私はミラー先生のUCCの授業を履修していました。授業後にお会いしに行ったところ、「おお、また会えたなあ」と言ってくださいました。2-3回質問に行っただけだったんですけど、私のこと覚えてくださったんですね。ありがとうございます。

シラバスが無いのは相変わらず。WEBページになんにもアップされないのも相変わらず。去年のUCCの授業で、「メールはNo Goodだから、留守電に吹き込んでおいて」とおっしゃっていたこともあるので、あまりITを使われないのかもしれません。それでも全然いいです。
いつまでもお元気でさえいてくれれば。

2009年1月11日 (日)

Tortsの授業(4)

来週火曜日から新学期が始まります。バーの勉強とどう両立させていくのかが課題です。

さて、少し戻って前学期の話になりますが、Torts(不法行為法:Silbargh先生)の授業は履修してよかった、と思っています。いつものように、Silbargh先生が言っていることは良く聞き取れなかったのですが、判例/テキストの読み込みは非常に勉強になりました。

試験対策も、比較的やりやすかったです。試験前になると、Silbargh先生がネットに過去問&自作解説メモをアップしてくれます。前日にそれを見ながら、ヤマを張っていきました。

前にちょっと書きましたが、試験時間は3時間(LLMは+1時間)。第一問は75%、第二問は25%の配点。Word Limit(字数上限)があり、第一問は4500字、第二問は1200字まで。第一問は長いので既に忘れましたが、第二問は以下のような感じでした。(Attractive Nuisanceが主な論点)

〔問題〕

Jack(17歳)とJill(18歳)の近所のSueさん宅の庭には、トランポリンが置かれている。安全確保のため、トランポリンに落下防止用ネットを設置することが、この周辺での一般的習慣(Custom)とされていた。だが、Sueさん宅のトランポリンには、落下防止用ネットがついていない。

実は、Sueさんはこのトランポリンを、障害のある自分の娘の精神治療のために用いていたのである。娘がトランポリンを使用するときは常にSueさん、あるいはセラピストが安全管理をするようにし、また 万一を考え、「NO Trespassing」の立看板を立てておいた。

ある日、JackとJillは、Sueさんがいない時に、立看板があるにもかかわらず(despite the sign)、Sueさん宅に忍び込み、ネット無しのトランポリンで遊んでいた。彼らは、自分の家にもトランポリンがあったものの、ネットが邪魔だと思っており、ネット無しトランポリンで遊びたかったのである。案の定、二人はトランポリンから落下し、Jackは鼻骨と頭骨を、Jillは足を負傷。

二人はSueさんに対し、損害賠償請求訴訟を起こそうとしている。Sueさんの弁護士として、Sueさんのためにどのような主張が可能か述べよ。

〔Twilight回答〕(←よって正しくない可能性が多分にあります)

Sueさんは二人に対して責任を負わない。十分に反論可である。

2nd Restatement 339条によれば、5つの条件全てを満たすことを条件に、土地所有者は、その土地に置かれている人工物土地に侵入した子供physical harmを及ぼしてしまった場合責任を負わなければならない。本件では、トランポリンは人工物でSueさんの家の庭に置かれており、二人は子供であって、二人の怪我はphysical harmである。よって、5つの条件を全て満たせば、Sueさんは二人に対して責任を負わなければならない。しかし、本件においては、(5つの条件のうち)2つが未達であるため、Sueさんは二人に対して責任を負う必要はない

まず、土地所有者が責任を負わなければならない条件の一つ(b)は、「その年齢ゆえに、子供がその人工物に内在する危険性に気がつかないであろうこと」であるが、本件ではこれを満たさない。
二人は17歳と18歳である上、自宅には同様のトランポリンがあり、Sueさんの立看板を見ながらそれを無視している。二人は、ネット無しトランポリンに内在する危険性に気がついていたはずである。

また、土地所有者が責任を負わなければならない条件の一つ(c)は、「土地所有者が、危険を避けるためにreasonable careを行っていなかったこと」であるが、本件ではこれも満たさない。
Sueさんは、立看板を立てている。万全を期すならば、庭の周りに鉄条網を張り巡らせるということも考えられるが、本件での立看板設置のように、コストに見合った方法で対策を施せば十分である(Adams判例)。二人は、落下防止用ネットを張り巡らせることが一般的慣習(Custom)であり、それに反しているのだからSueさんはReasonable Careを尽くしたとはいえない、と主張してくるかもしれない。しかし、CustomはReasonable CareのStandardを決める上で重要とはされているものの、Standardそのものではない(Trimanco判例)。本問において、Sueさんは立派にreasonable careを果たしている。

以上より、仮に二人がSueさんを訴えたとしても、Sueさんとしては十分な反論が可能である。心配には及ばない。

これは2004年の一問目の改題のようです。湖の上にある(凍結防止のための)噴水に立ち入った侵入者(大人)が怪我をした事例で、噴水オーナーの責任は問えるか、といった問題でした。「湖の上に」だからwater is publicであって、そもそもそのオーナーさんの土地の上に噴水があるわけじゃないから、土地所有者の一般原則で論ずべき話ではないわね、という、ちょっとイジわるな問題でした。
今回は、それに比べれば素直かな、と思います。もちろん、条文(2nd Restatement 339条)など覚えているはずもなく、テキストから書き写しただけ。二つの判例の使い方(Adams、Trimanco)も、年度は忘れましたが、過去問からそのまま(先生の表現ごと)引っ張って、タイプ打ちしただけです ^^;)

バーの試験も、オープンブック(何でもかんでも持ち込み可)になってくれたらなぁ・・・coldsweats01

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